現役・元アスリートのセカンドキャリア・デュアルキャリアを支援する、キャリア教育講座を開始!

アスリートが現役中もその後も、より充実したキャリアを歩める世界を実現したい。

パーソルホールディングス株式会社とHALF TIME株式会社(※1)は、バリュエンスホールディングス株式会社(※2)をパートナー企業とし、アスリートを対象としたキャリア教育講座『パーソル × HALF TIME アスリート キャリアオーナーシップアカデミー Supported by バリュエンスホールディングス』を2021年2月1日から開講します。それに先んじて、1月18日に記者発表会を行いました。
本記事では、アカデミーの概要や記者発表会の様子を一部抜粋してご紹介します。

(※1)HALF TIME株式会社は、2017年8月に設立されたスタートアップ企業で、「スポーツを通して生きがいのあふれる社会を実現する」のミッションのもと、スポーツビジネス専門メディアや採用・PRサービスを提供しています。

(※2)バリュエンスホールディングス株式会社は、元プロサッカー選手の嵜本 晋輔氏が代表取締役社長を務める企業。アスリートのデュアルキャリア採用として、選手をさまざまな形で直接雇用し、アスリートが競技と仕事を両立できる環境づくりに力を注ぐ。

■『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』とは

競技レベルに関わらず現役・元アスリートを対象としてキャリアに関する講座を提供するもので、セカンドキャリア、デュアルキャリアなど多様化するアスリートキャリアについて、アスリートが主体的に考えられる知識とスキルを身に付けることを目指します。

講師は、社会環境の変化に柔軟に対応するキャリア「プロティアン・キャリア」を提唱する法政大学キャリアデザイン学部 教授の田中 研之輔氏や、株式会社ワンキャリア 取締役の北野 唯我氏、元マラソン選手の有森 裕子氏、パーソルキャリア株式会社 執行役員の大浦 征也などが務めます。

さらに、本アカデミーを応援するアンバサダーとして、柔道オリンピック金メダリストの野村 忠宏氏、競泳オリンピック金メダリストの北島 康介氏、元サッカー日本代表の鈴木 啓太氏が就任。本アカデミーの学長には、大浦 征也が就任します。

 

目次

記者発表会の様子

上段左/大浦 征也(『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』学長兼共同代表、パーソルキャリア株式会社 執行役員 兼 dodaエージェント事業部 事業部長)
上段中/北島 康介氏(競泳オリンピック金メダリスト/株式会社IMPRINT 代表取締役社長/公益財団法人東京都水泳協会 会長/日本コカ・コーラ チーフオリンピック担当オフィサー)
上段右/野村 忠宏氏(柔道家/東京2020聖火リレー公式アンバサダー)
下段左/磯田 裕介氏(『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』共同代表、HALF TIME株式会社 代表取締役)

下段中/鈴木 啓太氏(元プロサッカー選手/AuB株式会社 代表取締役)

登壇したのは、写真の5名。記者発表会は、『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』の紹介、アンバサダーの紹介・フォトセッション、アンバサダー・クロストークと続き、最後は質疑応答が行われました。
一部を抜粋してご紹介します。

●『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』の紹介

磯田氏からは、アカデミー開校の背景の一つとして、アスリートキャリアの現状についてさまざまなデータとともに解説がありました。
Jリーグキャリアサポートセンターによれば、Jリーガーの引退時の平均年齢は25歳から26歳。また、夏季・冬季大会別のオリンピアンの引退年齢を見ても30歳前後であり(※3)、アスリート自身の希望や適性が分からないまま、目の前の仕事についてしまうケースがあることを説明し、その後、本アカデミーの主旨を下記のように語りました。
(※3)出典:笹川スポーツ財団「オリンピアンのキャリアに関する実態調査」(2014)

“アスリートが自分のキャリアについて自発的・自律的に考え、理想的なキャリアを実現するスキルと考え方を身につけられる、キャリア教育講座”

そして、「この講義を通して、多くのアスリートが現役中も引退後も充実したキャリアを送れるようになってほしい」と、ビジョンを熱く語りました。

大浦からは、プログラムについて解説。キャリアを自分でハンドリングしていく、自分でキャリアを切り開いていく――そのきっかけとなる実践的で夢を抱けるプログラムであると紹介しました。

●アンバサダー・クロストーク

クロストークでは、大浦からアンバサダーである野村氏北島氏鈴木氏に、いくつかの質問を投げかけ、ご回答いただきました。
2つの質問と回答を、抜粋してご紹介します。

Q.セカンドキャリアに向けてどのように準備をしていたか

野村氏:大学院の修士課程でスポーツ心理学、博士課程では、スポーツ医学を学ぶなど、常に自分が求めるもの、自分に意味のあるものを模索してきました。その積み重ねが自分のキャリアの大きな武器になりました。

 

北島氏:現役中に起業をし、経営と選手との両立を図りながら、社会と向き合うところと、自分と向き合うところを上手につくってこれたと思います。自分ができることの引き出しを多く持つことが重要だと思います。

 

鈴木氏:「サッカー選手は人生の中の一つのキャリアである」ととらえて競技人生を歩んでいました。起業したい、こうしたビジネスをしたいなどは考えていませんでしたが、人が何に価値を感じているかにアンテナを張り、いまどのように世の中が動いているかは常にキャッチアップしていましたね。


Q.現役アスリートに、いま、伝えたいこと

北島氏:コロナ禍で自分の競技に向き合えていない人もいると思いますが、それは世界中のアスリートも同じこと。自分たちが競技をしている背中を、次の世代の選手や応援してくれる人に見てもらうというのが大事なので、とにかくがんばることを継続してもらいたいです。僕も少しでもサポートしていけるようにがんばります。

鈴木氏:いま本当に大変な時期を過ごされていると思います。私自身、コロナ禍の中でSNSを通じていろんな方とやり取りをさせていただいていたんですが、最前線で戦っている医療従事者の方が、昔のサッカーの試合のアーカイブを見て、それで勇気をもらっているという話をいただきました。
スポーツには本当に大きな力があると思います。熱狂だったり、共感だったり――、限界を超えようとする選手のみなさんの姿を見て感動するということだと思うので、難しい中ですが、がんばっていただきたいですし、私も微力ながら貢献できるように応援したいと思っています。

野村氏:オリンピックを開催するためには、コロナの収束はもちろん、国民の皆さんの理解や応援も必要ですし、そうした熱い気持ちを呼び起こすには、アスリート自身の輝きやチャレンジしている姿勢などを見せていくのが一番影響力があると思っています。選手たちは、オリンピック、パラリンピックの開催を信じて、いま目の前のやれることに集中してがんばってもらいたいと思います。
そして、空いている時間をうまく使って、新しいことにチャレンジしたり、次の人生を構築していってもらいたいと思います。社会の中に出たら、違う分野で活躍されている方がいっぱいいますから、人の話を聞く、学ぶ姿勢というのは続けていってほしいです。

開催概要

名称/『パーソル × HALF TIME アスリート キャリアオーナーシップアカデミー Supported by バリュエンスホールディングス』
期間/2021年2月1日(月)〜4月19日(月)の毎週月曜日20:00〜22:00(全12回)
開催方法/オンラインに加えて一部オフライン(都内のパーソルグループオフィス予定)でも開催
対象/現役・元アスリート(競技レベルやカテゴリ、プロ・アマなどは問いません)
費用/15万円(税込)
申込方法/公式Webサイトから(書類審査による選考を行います)
※公式Webサイトはこちら

『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』共同代表の紹介

大浦 征也
『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』学長兼共同代表、パーソルキャリア株式会社 執行役員 兼 dodaエージェント事業部 事業部長

2002年、株式会社インテリジェンス(現社名:パーソルキャリア株式会社)入社。 人材紹介事業に従事。法人営業として企業の採用支援、人事コンサルティング等を経験した後、キャリアアドバイザーに。転職希望者のキャリアカウンセリングやサポートに長年携わる。担当領域は多岐にわたり、これまでに支援した転職希望者は 10,000人を超える。その後、複数の部門の総責任者、営業本部長、事業部長などを歴任。 2017年より約3年間、転職サービス「doda」の編集長を務める。2019年10月より現職。 社外にてJHR(一般社団法人人材サービス産業協議会)キャリアチェンジプロジェクト、ワーキンググループメンバー、SHC(公益財団法人スポーツヒューマンキャピタル)理事にも名を連ねる。

磯田 裕介氏
『アスリート キャリアオーナーシップアカデミー』共同代表、HALF TIME株式会社 代表取締役

日系大手人材紹介会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)でキャリアをスタートさせ、全社MVP含め社内MVP賞を6度受賞。同社の海外事業拡大のためシンガポール、ベトナム法人に出向。その後、スポーツ業界特化型の英系ヘッドハンティングファーム(Sports Recruitment International) のシンガポール法人で初の日本人として入社し、日本事業を立ち上げ。シンガポール勤務の後、日本へ赴任。アイルランドの国際スポーツ統括団体、欧州フットボールクラブなどの採用・転職支援。2017年8月HALF TIME株式会社設立。スポーツビジネス・プラットフォーム「HALF TIME」を通して、メディア運営、転職・採用サービス、PR・ブランディング支援サービスなどを提供する。昨年8月から、スポーツビジネスを学ぶオンライン講座『HALF TIME Global Academy』も展開。

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