パーソルクロステクノロジー株式会社は、4月29日、30日にGメッセ群馬で開催された、G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合にて、4月28日~30日並行して開催された「デジタル技術展」にブースを出展しました。
出展背景
G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合「デジタル技術展」は、5月19日~21日に開催されたG7広島サミットの関係閣僚会合として、4月にGメッセ群馬で開催されたもの。日本の先進技術などをG7各国にアピールし、今後の国際展開・国際連携を促進することを目的に、約100の国内企業・団体等が出展しました。
パーソルクロステクノロジーは、自動車、ロボットなどのモノづくり領域から、システム、通信、WebといったIT領域まで、労働人口不足の解決に貢献するためのさまざまなソリューションを提供しています。今回の「デジタル技術展」では、これまで培った技術・ソリューションのご紹介および産学連携・パートナー企業との協業から生まれた新たな取り組みなどを紹介しました。
「デジタル技術展」には、出展者含めて約5,500人が来場。パーソルクロステクノロジーのブースにも河野太郎デジタル大臣や閣僚の方々、ほか多くの来場者が訪れました。
パーソルクロステクノロジーのブースについて
パーソルクロステクノロジーのブースでは、さまざまな取り組みが紹介されましたが、本記事ではその中でも特に注目してほしい、3つの展示の様子についてご紹介します。
*当日の主な出展内容など、リリースはこちら
●【東京大学/産学連携】高速/柔軟ロボティクス技術の社会実装
この研究は、「高速な画像解析と動作制御により、人を超えるロボットの開発」をし、そのロボットを社会実装させることを目的としています。このロボットの特徴は、その場の変化をリアルタイムに捉え、変化に合わせて動きを変えることができ、その速さにおいては人を超えるということ。このロボットが実装できるようになれば、たとえば工業の製造ラインで人との共同作業もスムーズになります。
今回は、このロボットに使われる技術を来場者により楽しく分かりやすく体験してもらうため、相手の手の動きを瞬時に解析する『勝率100%じゃんけんロボット』のコーナーを設置。なんと604人がじゃんけんに参加し、601勝という結果(※1)となりました。河野デジタル大臣も実際にじゃんけんを体験し、Twitterでは「勝ったぞ」と感想をつぶやかれました。
(※1)手の出し方や角度を試行錯誤されて、3名の勝者が出ました。
●【久留米工業大学/産学連携】自動運転モビリティPARTNER MOBILITY ONE
「PARTNER MOBILITY ONE」は、パーソルクロステクノロジーがこれまで培ってきたモビリティ開発のノウハウを活かして車両の設計開発を行った小型自動運転モビリティ。大型のテーマパークや公園、ショッピングモール、空港、駅、介護施設、医療機関などでの利用を想定して作られています。会場では、実際に動かすことはできませんでしたが、次々と来場者が訪れ、座り心地などを確かめていました。
●工場・物流倉庫の生産性向上パッケージ
「工場・物流倉庫の生産性向上パッケージ」は、属性の異なるデータの統合管理から生産性の可視化、予測・最適化、作業の自動化、業務運用までをワンストップで提供するサービスです。このコーナーでは、カメラが搭載され、遠隔監視・操作や自動走行などが可能な無人搬送車のデモンストレーションを実施。たとえば工業や倉庫などの閉店後や深夜帯において、固定カメラでの監視が行き届かない場所の監視が可能になるほか、スタッフによる監視を行っていた場合は省人化を実現できることなどが紹介されました。
ブースには、EUのマルグレーテ・ベステアー欧州委員会上級副委員長、カナダのフランソワ・ビロドー革新・科学・経済発展省次官補など、各国の閣僚の方々も足を運んでくださり、大盛況の中イベントは終了しました。
ブース出展・運営メンバー 藤井 勝仁のコメント
国際会議の場での技術展示ははじめてでした。国内外のデジタル・技術分野の閣僚や法人の方々へパーソルの技術をアピールできたのではないかと思います。また、会場近隣にお住まいのご家族のブース来訪も多くありました。お子さまからロボットや自動運転に関する多くの質問をいただいたのも貴重な体験でした。今後も国際会議や展示会の場で、パーソルの技術やサービスを積極的にアピールしていきます。