グループの40以上のサービスが集う!テクノロジーの国際展示会「CEATEC 2022」に出展

パーソルグループは、10月18日から21日の4日間、幕張メッセで開催された「CEATEC 2022」に出展しました。

CEATECは、アジア最大級の規模を誇るテクノロジーの国際展示会。「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」を趣旨に、毎年開催されている総合展示会です。今年は3年ぶりのリアル会場での開催となり、562社が出展、4日間で約82,000人が来場しました。 

出展背景

日本の労働力不足は深刻な社会課題であり、2030年には644万人の労働力が不足する(※1)と言われています。そうした中、テクノロジーを活用してはたらき方に変革を起こすことで、多様な人々がはたらける、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる未来をつくりたいという想いと、パーソルグループは、人材派遣や人材紹介だけにとどまらない「SOLUTION(顧客のかかえる課題に対して「技術」で解決策を提案する)企業」であり、さまざまなサービスを提供していることを多くの方にお伝えすべく、今回CEATECへ初出展を決定しました。
(※1)労働市場の未来推計 2030:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/research/activity/spe/roudou2030/

パーソルグループのブースについて

「Workstyle Transformation -テクノロジーでビジネスとはたらくを変える、パーソル-」を出展コンセプトに、新しいはたらき方を実現するテクノロジーを中心とした約40のサービスを紹介しました。
ブースの大きな壁には、「今のお悩みは?」という課題診断チャートが描かれ、最適なソリューションのカタログにたどり着くようになっています。そして、展示は『企業の事業活動におけるバリューチェーン(価値連鎖:企業・事業活動で生み出される価値を1つの流れとして捉える考え方)』の構成要素別に分類(※1)し、8台のデジタルサイネージ(ほか43インチTV・iPad)を使って行われました。
(※1)構成要素やサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

今回は、実物が展示され、来場者の注目を浴びていた3つのサービスをご紹介します。

■AGV(無人搬送車)開発・導入支援サービス
【サービス提供会社】パーソルR&D株式会社、パーソルAVCテクノロジー株式会社

AGV(Automatic Guided Vehicle)は、無人走行する搬送用台車のこと。ブースには、既存車を進化させたAGVが展示され、開発・導入サービスについての紹介が行われました。

展示のAGVはカメラ付きで、スマートフォンやタブレットを用いての遠隔操作はもちろん、あらかじめ設定したルートでの自動走行や自動追尾も可能。また、RFID(電波を用いてタグのデータを読み取るセンサー)を搭載しているので、たとえば倉庫内のすべての段ボールにRFID対応のタグをつけておき、自動でAGVを走らせれば、在庫の段ボール数が分かるなど、手間のかかる棚卸しも自動化できます。

さらには、AIソリューションを提供する株式会社JDSCとの共同研究も開始。勤怠データやAGVの稼働データなど、属性の異なるさまざまな情報を取得して統合管理し、AIモジュールにより在庫量や工数などの予測・最適化を行います。そうすることで、たとえばシフト組みや作業ルート、倉庫内の配置などの業務指示を自動作成することもできます。

AGVへ搭載する機能は、要望に合わせてカスタマイズできます。また、レトロフィットとして、現在稼働している搬送車を自動走行できるようにしたり、遠隔操作を可能にするといった、自動化ソリューションの導入支援や、RFIDのリーダー取り付けのみといった、個別対応も可能です。

また、12月には充電ステーションに自動で戻って充電する「非接触給電」機能もリリース予定です。そして現在はサイバーセキュリティ対策にも取り組んでおり、たとえば自動走行時、あらかじめ設定したエリア外にAGVが出たときは自動停止したり、登録場所以外からの操作を不能にするといったシステムも開発中です。今後も工場や倉庫などの生産性向上のために、ソリューションのさらなる高度化を進めていきたいと思います!(担当:パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社 藤井 勝仁)

■3Dプリントモデル「風洞実験ソリューション」
【サービス提供会社】パーソルR&D株式会社

乗用車やトラックなどを設計する際、車体に空気の流れがどのように影響するかを把握するために必要となるのが「空洞実験」。その空洞実験に関わるソリューションが、3Dプリンターで車体の各パーツを造形して組み立てた、空洞実験用車体とともに紹介されました。

3Dプリンター造形での空洞実験は、3Dプリンターの技術を持つオリックス・レンテック株式会社との協業により実現。模型の設計から、空力(車が走行するときに受ける空気による抵抗力)シミュレーションによる車輛表面や外装塗装への影響、エンジンルーム内の空気の流れや熱などの分布解析、そして実験までワンストップで支援が可能で、これらによりコストや工数の削減につながることなどが案内されました。

■メタバースを活用した雇用の創造(CEATEC 2022内「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」にて展示)
【サービス提供会社】パーソルマーケティング株式会社

「メタバースの活用で新たな雇用の創造を」をテーマに出展。メタバース(仮想空間)を用いた構想策定、環境構築、運営をはじめ、各社のメタバース環境に合わせてはたらける人材を育成して派遣するところまで、さまざまな支援が可能であることが紹介されました。

展示では、7月から提供しているメタバースプラットフォーム「Virbela(バーベラ)」のバーチャルワールド「GAIA TOWN」がモニターに映し出され、実際にパーソルマーケティングのメタバース育成プログラムを受講し、仮想空間で受付スタッフとしてはたらくアバターと会話をしたり、GAIA TOWN内でのアクティビティに参加したり、出展している企業などの空間を見ながらアバター同士でコミュニケーションすることができるなど、メタバースの世界やサービスについての説明がされました。

現在、「メタバースの活用を考えているけれど、まずは何をどうすればいい?」といった、構想や環境構築についてたくさんのお問い合わせをいただいています。2025年の大阪・関西万博に向けてメタバース事業に参入する企業はますます増加し、メタバース上ではたらく人材のニーズも高まっていくと予測しています。
メタバース空間であれば、これまで体力的な問題や子育てや介護、通勤場所・時間などがネックとなってはたらけなかった方々にも就業の機会を提供することが可能です。「メタバースではたらく」という雇用形態が当たり前の社会を創り、就業意欲がある方みんなの「はたらいて、笑おう。」の実現を目指していきます!(担当:パーソルマーケティング 川内 浩司) 

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