LGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2022」に協賛し、ブースを出展!

パーソルグループは、アジア最大級のLGBTQ関連イベント「東京レインボープライド2022」にブロンズスポンサーとして協賛し、4月22日から24日の3日間、会場である代々木公園にブースを出展しました。

パーソルグループが東京レインボープライド(※1)に協賛するのは、今年で3回目。「性的マイノリティ(性的少数者)が差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現」という考え方に賛同し、2020年にはパーソルホールディングス株式会社が、2021年にはパーソルキャリア株式会社が、「はたらいて、笑おう。」の実現に向けてブロンズスポンサーとして協賛。そして3回目となる今年は、ブースをパーソルグループとして出展し、グループ一体となって運営しました。

本記事ではパーソルのブースの様子と、LGBTQなどの性的マイノリティに関するパーソルグループの取り組みの軌跡をご紹介します。

パーソルのブースの様子

パーソルのブースでは、「みんなで、レインボーパネルアートを作ろう!」と題して、ブースを出展している3日間を通し来訪者に、「私らしいはたらく」をテーマにしたメッセージを付箋に記入してもらい、それをパネルに貼ってレインボーパネルアートを作成しました。

付箋は、性的マイノリティのシンボルとして普及している6色のレインボーにちなみ、全6色を用意。自分の好きな色の付箋を選び、「私らしいはたらく」につながる3つの質問「理想のはたらくとは?」「はたらく上で感じることは?」「はたらくが笑顔につながる社会とは?」に対する自身の気持ちや考え方を書き、貼ってもらいました。多かったワードは「自分らしく」「笑顔」といったもの。「笑顔が素敵な人と一緒にはたらきたい」「笑顔で楽しい、思いやりのある職場へ」など前向きなコメントが寄せられた一方、「誰にうそをついているか(彼女のことを彼氏といったか)といったことを考えず仕事だけに集中したい」など、職場で悩みを抱えている現状の声もありました。

用意された6色の付箋から好きな色を選びメッセージを記入
メッセージが書かれた付箋をボードに貼っていく

また、来訪者の中には、「『はたらいて、笑おう。』のビジョンを掲げて、こうしたイベントに参加していることに共感します!」「誰もがはたらいて笑える、輝ける社会づくりに本気で取り組んでいることが伝わってきます!」とブースにいる社員に声をかけたり、「共感したので友達も連れてきました!」と、再び足を運んでくれる人も。ブースは常ににぎわい、パネル前では記念撮影をする姿も多く見られました。

大盛況!時にはコメントを書くのに行列ができるほど
来訪者プレゼントのノベルティグッズの一つ、ネックストラップを首から下げてパチリ

3日間でのブース来訪者は800人以上!3枚のパネルは、その全員から寄せられたメッセージでいっぱいに。見事に虹をかたどるレインボーアートが完成しました。

完成したレインボーパネルアート

また、最終日には「プライドパレード」にも参加し、原宿から渋谷までを行進。こうして多様な一人ひとりの「はたらいて、笑おう。」の実現に向けてメッセージを発信した3日にわたるイベントは、大盛況のうちに幕を閉じました。

パーソルグループの性的マイノリティに関する取り組みの軌跡

パーソルグループは、「レインボープライド」への協賛以外にも、性的マイノリティに関するさまざまな取り組みを行っています。

目次

はじまりは一人の社員が立てたレインボーフラッグだった

パーソルグループでは、性的マイノリティに関する社内の理解浸透・風土醸成を推進すべく、ボトムアップでの取り組みが盛んに行われています。性的マイノリティ当事者たちに共感し、寄り添いたいと願い活動するアライ(Ally)のコミュニティ「P-Rainbow」もその一つ。「P-Rainbow」は、パーソルチャレンジ株式会社から生まれたコミュニティで、きっかけは一人の社員が受付にレインボーフラッグを立てたことでした。その存在を別のフロアでアライ活動していたメンバーが聞きつけ、「それなら一緒に」とつながったことで「P-Rainbow」が発足。また、パーソルキャリアでもアライ活動コミュニティ「RainbowPERSOL」が誕生。2019年のことでした。

受付に置かれたレインボーフラッグ

時を同じくして、人事施策としてもDI&E(ダイバーシティ、インクルージョン&イクオリティ ※2)の推進に向けた取り組みがスタート。国内グループの全社員を対象に、年に1回「DI&Eリテラシー研修」を実施するほか、月1回、社内限定のオンラインイベント「みんなでDI&Eを考えるかい(通称、みんでぃ)」を開催し、LGBTQをはじめ多様な属性・価値観・能力についての理解促進、風土構築に向けた社員の意識醸成の活動を行っています。

加えて、グループ各社でも社内や社外へ向けて、さまざまな取り組みを実施してきました。
パーソルキャリアでは、「RainbowPERSOL」が中心となってLGBTQとは何か、周囲が気をつけることは何か、当事者がはたらくときに困ることとは何か、といったことを分かりやすく解説した社員向け「LGBTQに関する基礎知識ガイドブック Do You Know LGBTQ?」を作ったり、さまざまな社員向けイベントを開催し、(参照:過去記事)社内の気運を高めてきました。
また、パーソルチャレンジでは社員向けのイベントのほか、法人向けセミナー「当事者の声から学ぶLGBTQセミナー」を行うなど、社外に向けた活動も行っています。

2020年11月に社内向けに作られた「LGBTOに関する基礎知識ガイドブック Do You Know LGBTQ?」

サービスや制度も改善

さらには、さまざまなサービスや制度も改善を図ってきました。パーソルキャリアの転職サービス「doda」では、会員登録時の性別入力を任意化し、「男性」「女性」以外に「選択しない」の項目を追加。パーソルチャレンジでは、「LGBT当事者かつ障害者のための転職・就職支援サービス」を開始(参照:過去記事)しました。

また、グループ3社(パーソルキャリア、パーソルチャレンジ、パーソルサンクス)では、あらゆる社員が活き活きとはたらけるように、「同姓パートナーシップ制度」を順次導入。同性パートナーシップ婚をした社員も異性同士の法律婚と同等の福利厚生(弔金や慶弔休暇、休業、転勤の際の手当てなど)を受けられるようになりました。

こうしたさまざまな取り組みが評価され、パーソルチャレンジにおいては、LGBTQなどの性的マイノリティに関する取組評価指標「PRIDE指標」において、最高レベルの「ゴールド」を2020年度、2021年度と連続で受賞しました。

パーソルグループのLGBTQ等の性的マイノリティに関する方針
パーソルグループでは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」実現のために、性的マイノリティ(性的指向および性自認)を含むあらゆる人々が自分らしく活躍できる組織を目指しています。性別、性的指向、年齢、人種、国籍、信条、宗教、障害などのさまざまな違いを尊重し、それらの違いを積極的に活かしていくことが大切であると考え、パーソルグループ行動規範を定めて社内に周知するとともに、社外に公開しています。


パーソルホールディングスは、これからもLGBTQに関わらずさまざまな多様性を支援し、グループ全社にDI&Eの推進を行い、「はたらく」を通して、一人ひとりが輝ける未来を目指します。

(※1)東京レインボープライドは、「LGBTQの方が差別や偏見にさらされず、前向きに生活できる社会の実現」を目指した団体、およびイベントの総称です。2012年から2019年の間は、東京・代々木公園にて、LGBTQの方並びにその支援者(Ally)とともに「“性”と“生”の多様性」を祝福しつながる「場」を提供するべく「プライドパレード&プライドフェスティバル」を開催。2020年と2021年は、新型コロナ感染症拡大に伴いオンラインにて実施、2022年は、再び代々木公園で行われました。

(※2)Diversity(ダイバーシティ):多様性。雇用の機会均等、多様なはたらき方。Inclusion(インクルージョン):包括・包含。個々を尊重すること。Equality(イクオリティ):等しいこと・同等・平等・対等。権利や利益が等しくあること。
(詳細はこちら:https://www.persol-group.co.jp/sustainability/diversity/

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