社会の発展に貢献する革新的な技術、研究、サービスを紹介!
パーソルR&D株式会社は、1月15日から17日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「第12回 オートモーティブ ワールド」に出展しました。
パーソルR&Dが出展するのは、今回で4回目です。
オートモーティブ ワールドは、自動運転、EV、コネクティッドなど、自動車に関する先端技術を持つ企業が多数出展する世界最大の展示会(※)です。
今年は、1,017社が出展、3日間で約39,000人が来場しました。
※同種の展示会との出店社数、製品展示面積の比較。同イベント調べ。
パーソルR&Dのブース
パーソルR&Dの展示ブースは、面積を昨年より1.5倍に拡大!自動車の機械・電子・制御、設計、AUTOSAR(オートザー、詳細後述)をはじめ、同じくパーソルグループでエンジニアリングに携わっているパーソルAVCテクノロジー株式会社のAVC分野のシステム・ソリューションなど、さまざまな研究・開発案件や提供サービスがパネル展示やプレゼンテーションで紹介されました。
●パネル展示
パーソルR&Dが展示した最新技術や研究の中から今回は、産学連携での取り組み2つをご紹介します。
どんな場所でも走行可能?社会貢献できる車輪
・パネルタイトル:芝浦工業大学共同開発プロジェクト「可変剛性エアレス車輪」に関する研究
可変剛性エアレス車輪とは、地面の硬さに合わせて剛性を変化させ、アスファルトやぬかるみなど地面がどんな硬さでも走行を可能にした車輪のこと。空気の入ったタイヤではなく車輪であることから、瓦礫の上などでもパンクの心配がありません。
「日本は自然災害が発生しやすい国です。災害地は、瓦礫が散乱していたり、土砂に覆われていたり、状況はさまざま。この可変剛性車輪の研究開発が進み、完成してどんな場所でも走破できれば、救援・救助活動に役立つと思います。
現在、構造の違う2パターンのモデル車輪ができています。まだ剛性を変えるのは手動ですが、センサーでアスファルトと砂地など、地面の硬さを判別できるまでになっています。今後は、現在手動の部分を自動化していく予定です。」
自動運転を想定し、制御領域を標準化する共同研究に参加。仕様書やサンプルを製作!
・パネルタイトル:AUTOSARアダプティブプラットフォームに関するコンソーシアム型共同研究
AUTOSAR(オートザー)は、AUTomotive Open System ARchitectureの略。AUTOSARアダプティブプラットフォームに関するコンソーシアム型共同研究として、自動運転を想定した新しい仕様書を作成するなどの取り組みをしており、名古屋大学とパーソルR&Dを含む複数企業が参加しています。
「AUTOSARは、世界の300ほどの企業や研究機関が集まって、車載制御の領域を標準化しようと活動をしている開発パートナーシップです。パーソルR&Dは、英語の仕様書の翻訳や実際に動くサンプルを製作するなどの取り組みをしています。また、開発成果は組織内で共有されるため、今後、知見を深めながら、新しい可能性を探っていきたいと思っています。」
●プレゼンテーション
ブースの一角では、「次世代車両に求められるサイバーセキュリティ」「AUTOSARに関する共同研究」「実験部 業務事例のご紹介」など、さまざまなプレゼンテーションが行われ、多くの来場者が足を止めて真剣に聞き入っていました。
研究開発から実験までワンストップでサービスを提供出来るのは日本国内でもパーソルR&Dだけというのもあってか、ブースは3日間を通し大変盛況!来場者や出展企業に対して、「尖った技術」の魅力を多くの方に知っていただく機会になりました。