
パーソルグループは、将来世代を重要なステークホルダーと位置づけ、対話を強化する
その一環として、パーソルホールディングスでは、森ビル株式会社が主催する「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ」の「本物に触れる学びの場を提供することで、未来を担う子どもたちの育成に貢献する」という企画に賛同し、参加を決定!6歳から10歳の子ども向けに、7月26日(日)、パーソルキャリア株式会社の麻布台ヒルズ本社にて、「自分をアピールできる名刺を作って“名刺交換をしてみよう”」と題したワークショップを開催(1日3回、各1時間15分)しました。
本記事では、社内の業務外コミュニティに参加している社員で自ら手上げし、FR推進室の伴走と共にプロジェクトオーナーを務めた藤谷 涼音に、FR活動に携わる想いや、当日の舞台裏について伺いました。
※ワークショップ内容についてはこちら
●「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ」とは
2006年から行われている森ビル主催のイベントです。現在は、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズ、アークヒルズの4つのヒルズを舞台に、テナント企業や店舗などと連携して、子どもが主役のワークショップを実施。経済・金融教育や食育、憧れの職業体験など、さまざまな学びの機会が提供されます。「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2026」は、2026年7月25日(土)から8月16日(日)の間、開催されました。

藤谷 涼音(ふじや りょうね)
パーソルテンプスタッフ株式会社
2021年新卒で入社。名古屋市で派遣営業のスタッフフォローや新規営業を担当
2025年5月にスタッフ育成推進部エンゲージメント室へ異動
「キャリア」は自分で選ぶもの。実体験を通して強くなった想い
──キャリア教育に関心を持ったきっかけは?
もともと子どもが好きで、学生時代も子どもと関わる機会が多かったこともあり、自然と子どもが身近な存在だったと思います。そこに「キャリア」についても興味を持ったのは、自分自身の就職活動がきっかけでした。
私が通っていた医療系大学では資格を活かした進路であればある程度道筋が見えています。
しかし、「社会に出て、まず自分が社会とはどういうものなのか学ぶべきだ」という想いが強くなり、一般企業への就職を考えたときは、自分で情報を集め、自分で選択していく必要がありました。その際、「自分の将来は誰も決めてくれない。でも、何から決めればいいんだろう」と、急に無法地帯に放り出されたような感覚になったことを覚えています。だからこそ、いろいろなインターンシップや職場体験に参加し、自分なりに考え続けた結果、今の会社も納得して選べたと思っていますが、その後、その考えをさらに強くした出来事があります。愛知で4年間営業をしていた中で、ある派遣スタッフの方から「藤谷さんがいいと思うなら、この仕事にします」と言われたことがあり、頼っていただけるのはうれしい一方で、私は少し複雑な気持ちにもなりました。
自分自身の経験を振り返っても、誰かに決めてもらうより、自分で悩みながら選んだ方が、その後の納得感につながると思っているからです。もちろん、キャリアについて考えるタイミングに正解はありません。ただ、早い段階から「自分で選ぶ」という経験を重ねることには大きな意味があるのではないか。そんな想いが、キャリア教育への関心につながっています。
社内有志のコミュニティとの出会いが変えた、「待つ」から「取りに行く」への変化
──FR活動との出会いは、藤谷さん自身にどんな影響を与えましたか?
愛知にいた当時は身近に参加できるFR活動があまりなかったのですが、東京へ異動した際、同じオフィスの先輩がキャリア教育に関する業務外コミュニティの活動を紹介しているのを見て、「今だ」と思いすぐに入部しました。本コミュニティに参加したことで一番大きく変わったのは、自分から情報を取りに行くようになったことだと思います。
愛知ではたらいていたころは、営業職として近しい職種の方々のみと接している環境だったので、必要な情報は自然と入ってくる環境でした。でも本コミュニティでは、会社も部署も職種も違う人たちと出会います。その中で、「自分が当たり前だと思っていたことは、当たり前ではなかったんだ」と気付く場面がたくさんありました。いろいろな人と話すことで、自分では思いつかなかった考え方や価値観に触れられる。そんな経験を重ねるうちに、「待っているだけではなく、自分から取りに行かなきゃいけないんだな」と思うようになり、行動も少しずつ変わっていきました。そうして少しずつ行動の幅が広がる中で出会ったのが、ヒルズ・ワークショップです。
昨年サポーターとして参加したとき、ワークショップを終えた子どもたちが、保護者の方と楽しそうに話しながら帰っていく姿がとても印象的で「この場が好きだな」「もっと関わりたいな」と感じるようになりました。
そんな中、今年はプロジェクトオーナーにチャレンジできるという話を聞きました。
本業ではまだ経験したことのない役割でしたし、不安もありました。でも同時に、自分の世界を広げる機会になるかもしれないとも思ったんです。本コミュニティへの参加をきっかけに、「待つ」から「取りに行く」へ少しずつ変わってきたからこそ、その延長線上でプロジェクトオーナーにも挑戦してみたいと思えたのだと思います。

やってみたからこそ見えた、“自分らしさ”という価値
──プロジェクトオーナーへの挑戦を通じて、ご自身についてどんな気付きがありましたか?
正直、最初は「プロジェクトオーナーって何をするんだろう」と思っていました(笑)。
未経験の役割かつ、一緒に運営するメンバーのほとんどが初対面だったので、不安もありました。
でも実際にやってみると、想定外のことが起きても、誰かの指示を待つのではなく、その場でみんなが考えて動くんです。自分たちで考えて行動するそんな一体感に、改めて、パーソルらしさを感じた瞬間でもありました。
一方で、自分自身についての発見もあり、周りからは「緩衝材みたいな存在だね」と言われることがあったんです。自分では当たり前だと思っていた関わり方でしたが、今回の経験を通して、自分は成果を出すだけではなく、「安心して挑戦できる場をつくること」にもやりがいを感じる人なんだと気付きました。
相手の変化が見えるからこそ、心が動く
──FR活動を通じて、仕事やキャリアに対する考え方は変わりましたか?
プロジェクトオーナーへの挑戦を通じて、自分らしさに気付けた一方で、もう一つ大きな発見もありました。
それは、自分が何にやりがいを感じるのかが少しずつ見えてきたことです。FR活動では相手の反応がその場で見えます。子どもたちとのやり取りを通して、「この聞き方の方が伝わったかもしれない」「次はこうしてみよう」と振り返ることができるんです。そうした経験を重ねる中で、自分は相手の変化や成長に立ち会えることに、やりがいを感じるんだと気付くようになりました。
もともと好きだった子どもというテーマも重なって、キャリア教育への関心は以前よりさらに強くなっています。ただ、今の時点で「これが自分の進む道だ」と決めているわけではありません。
むしろFR活動を通して、自分自身がどんなことにやりがいを感じるのか、どんな価値を大切にしたいのかを以前より考えるようになりました。同時に、自分がまだ知らない関わり方や価値の届け方もあるのではないかと思っています。
だからこそ今は、「キャリア教育に関わりたい」という気持ちを大切にしながら、FR活動と業務の両方を通じて、もっと広い視点で学び続けていきたいと思っています。
FR活動は私にとって、新しい挑戦の場であると同時に、自分自身のWillやはたらく意味を見つめ直す機会になっています。

迷っているあなたに、「一緒に行こうよ」と伝えたい
──最後に、活動への参加を迷っている社員へのメッセージをお願いします。
まずは、「一緒に行こうよ」って伝えたいです。私自身も、先輩に背中を押してもらったからこそ一歩踏み出せたんだと思います。
FR活動を行ううえで、大切なのは、ありのままの自分で、その人がこれまで経験してきたことを自分の言葉で伝えることだと思います。「自分には特別なスキルがないかもしれない」と不安に思っている方にも、そのままの姿でまずは一度現場を見てほしいです。それ以上の自分を見せようとすると、子どもたちには「いいことを言おうとしているな」と、きっと見抜かれてしまいますし。
また、私たち大人が小学生だったころと今とでは、子どもたちが置かれている環境も違います。子どもたちが何を感じ、何を受け取っているのかを実際に知らなければ、キャリア教育に携わるスタート地点にも立てないと思うんです。
私自身も、不安がなくなってから動けたわけではありません。やってみたからこそ見えた景色や、出会えた人たちがいました。だからこそ、もし何か気になっていることがあるなら、まずは小さくても一歩踏み出してみてほしいです。
「待つ」のではなく、自分から取りに行ってみる。その先には、自分が思ってもいなかった出会いや気付きが待っているかもしれません。

パーソルホールディングス株式会社 グループコミュニケーション部 FR推進室
馬場 瑞紀
パーソルのFR推進室として将来世代向けの活動を行っていると、「キャリア教育に興味がある」「いつかやってみたい」という声をよく耳にします。
一方で、本業が忙しく、その想いを後回しにしてしまっている人も少なくありません。
だからこそ私たちは、社員一人ひとりの「やってみたい」に挑戦できる場づくりや伴走支援を行っています。
藤谷さんのように、最初から明確なWillがある人ばかりではありません。仲間と出会い、活動に挑戦する中で、自分の価値観や可能性に気付いていく人もたくさんいます。
私は子どもは大人の言葉以上に、大人の背中を見ていると思っています。挑戦し続ける大人の姿そのものが、将来世代の生きる力につながるはずです。
FR活動は、子どものためだけの活動ではありません。将来世代と関わることで、私たち大人自身も学び、自分のキャリアやWillを見つめ直すことができます。これからもパーソルらしく、大人も子どもも共に学び、共に育つ「共育」の機会をつくっていきたいと思います。
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。




