20代から知っておきたい!「会社人生を後悔しない 40代からの仕事術」発売

40代前半と55歳前後に訪れる変化とは!?「良い会社人生だった」というために必要な22の行動がここにあります。

人と組織に関する調査・研究を行う株式会社パーソル総合研究所と、法政大学大学院 政策創造研究科 教授の石山 恒貴氏との共同研究「ミドル・シニアの躍進探求プロジェクト」が書籍化。「会社人生を後悔しない 40代からの仕事術」(以下「40代からの仕事術」)を12月19日にダイヤモンド社から発売しました。

目次

本書の概要

本書「40代からの仕事術」は、4,700人への大規模なリサーチ結果を科学的に分析。「42.5歳の『壁』を軽々と超える人は何をしている?」「50代前半の『霧』の中、職場内で「居場所感」を得るには?」「60代の定年後に『上昇気流』を呼び寄せる人の共通点とは?」など、ミドル以降の憂鬱を「これで良かった!」に変えるための処方箋が満載です。ミドル・シニアはもちろん、働くすべての人に贈る1冊。
ダイヤモンド社1,500円(税別)

※全国の書店、amazonなどのオンライン書店にてご購入いただけます。

目次(章立て)

PROLOGUE 「でも…私の会社人生、これでいいのだろうか?」
CHAPTER0 ミドル・シニアの憂鬱
CHAPTER1 まずやってみる
CHAPTER2 仕事を意味づける
CHAPTER3 年下とうまくやる
CHAPTER4 居場所をつくる
CHAPTER5 学びを活かす
CHAPTER6 「リアル」を見通す
EPILOGUE 「会社人生、これでよかった」と言えるために

本書出版の背景

少子高齢化が進む日本では、今後確実に生産年齢人口の減少が進んでいきます。日本社会が持続的に成長していくためにも、40代や50代といったミドル・シニア層による躍進を通じて企業の生産性を向上させる役割が期待されています。
そこで、パーソル総合研究所では、2016年に法政大学大学院 政策創造研究科 教授の石山 恒貴氏とともに「ミドルからの躍進を探究するプロジェクト」を立ち上げ、ミドル・シニア層の働き方や就業意識に関する実態、躍進に影響する要因を調査・分析してきました。

まず、浮き彫りになったのが、日本企業では40代以降のキャリアに訪れる2回の変化期にモチベーションを保てなくなる人が続出するということ。
1回目は、40代前半で迎える出世コースに乗れるかどうかの岐路で、2回目は55歳前後に訪れる役職定年(ポストオフ)です。この変化のときに、「出世できそうにないけれど、転職するには遅いしどうすればいいんだろう」「ポストも剥奪されて給与も減らされ、いったい何のためにがんばってきたのだろう」とネガティブな気持ちになり、パフォーマンスが落ちてしまうのです。
しかし、定年退職を迎える65歳までは、まだ10年、20年とあります。モチベーションを失い、会社への不満を抱えたまま、会社員人生を送るには長すぎます。それに、ミドル・シニア層の活躍は社会課題であり、企業も望んでいることなのです。

そこで、ミドル以降の憂鬱を「これで良かった!」に変えるための処方箋として、調査研究で明らかになったデータと躍進行動※促進に向けたノウハウをこの本にまとめました。キャリアを振り返るのに役立つリフレクション・シートもついています。

※本プロジェクト、書籍での躍進行動とは、「まずやってみる」「仕事を意味づける」「年下とうまくやる」「居場所をつくる」「学びを活かす」を指します。

「40代からの仕事術」を手掛けた執筆者とコンサルタントのコメント

●執筆者/小林 祐児(パーソル総合研究所 シンクタンク本部 リサーチ部主任研究員)

40代以降に訪れる変化のときをどう乗り越え、どう躍進行動へと繋げていくか、そのためにとるべき行動などをデータとともに「How to」で分かりやすく解説しています。タイトルは「40代から」となっていますが、20代、30代の人にもぜひ、読んでいただきたいと思います。日本のこれまでの雇用の構造的な特質が、一人ひとりのキャリアの問題を引き起こしていることがわかると思いますし、今後のキャリアを見通すためにも役立つのではないかと思います。

●コンサルタント担当/石橋 誉(パーソル総合研究所 コンサルティング部 シニアマネジャー)

躍進行動を起こすには、まず自己認知を深めることが大切です。本書には、キャリアを振り返るためのリフレクション・シートや「年下の指示を素直に受け入れることができますか?」といった自身の「今」をチェックできるページもあります。チェック結果からは、ご自身が抱える憂鬱の原因やその具体的な対策法もわかるようになっているので、今後のアクションプランも立てやすく、躍進行動へのきっかけを、きっと掴んでいただけると思います。

また、パーソル総合研究所では、さまざまな方向からミドル・シニアの躍進を支援するため、本書「40代からの仕事術」に基づいて進める個人向け研修に、ミドル・シニアを部下に持つ上司向け研修を加えた「ミドル・シニア躍進行動促進プログラム」研修も行っています。

著者紹介

石山 恒貴(いしやま のぶたか)氏

法政大学大学院 政策創造研究科 教授
一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院 経営情報学研究科 経営情報学専攻修士課程修了、法政大学大学院 政策創造研究科 政策創造専攻博士後期課程修了、博士(政策学)。

一橋大学卒業後、日本電気(NEC)、GE(ゼネラルエレクトリック)、バイオ・ラッド ラボラトリ-ズ株式会社執行役員人事総務部長を経て、現職。人材育成学会理事。NPOキャリア権推進ネットワーク研究部会所属。

著書に、「パラレルキャリアを始めよう!」(ダイヤモンド社)、「越境的学習のメカニズム 実践共同体を往還しキャリア構築するナレッジ・ブローカーの実像」(福村出版)など多数。

パーソル総合研究所は、「ミドル・シニアの躍進探求プロジェクト」をはじめ、さまざまな研究と開発によって、グループビジョンである「人と組織の成長創造インフラへ」の実現を目指していきます。

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