これからの日本、そして私たちが輝くための、ヒントに溢れた一日。
パーソルグループは、11月30日に「未来の人と組織」というテーマにおいて、著名な研究者や経営者を講師として招き、組織が抱える幅広い課題を考えるためのフォーラム「人と組織の未来アカデミー」を、日本経済新聞社とともにJPタワーにて開催しました。
当日は、企業の経営や人事に携わる約400名の方が参加。大盛況のうちに幕を閉じました。
イベント内容
パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEOの水田 正道の挨拶の後、基調講演と先進事例紹介、テーマ別セミナーが行われました。
●第一部
①基調講演
「人と組織のイノベーション」/登壇者:米倉 誠一郎氏(法政大学大学院 教授/一橋大学 名誉教授)
現在日本が抱える課題を解決するには、わたしたち自身のパラダイムシフトが求められているという大前提の上、組織に対する多様性の受容はもとより、働く個人へ自覚を促す投げかけや、ワークハードからワークスマート、ワークダイバースの実現へという力強いメッセージが伝えられました。
イノベーション研究の第一人者として、企業経営の歴史やさまざまなデータによる解説を交えながら、ユーモアにあふれたインタラクティブな講演により、会場は熱気に包まれました。
②先進事例紹介
「働き方改革<Project PRIDE>の進化 ~生産性向上から価値向上へ~」/登壇者:江川 昌史氏(アクセンチュア株式会社 代表取締役社長)
多様性のある企業ランキングで世界一位となったアクセンチュアにおける、組織風土改革を進めるきっかけや、実際に社内で行っている取り組みを紹介。講演では、正しい働き方改革を実践すれば生産性が上がることや、「次世代に負の遺産を残さない」といった勇気が必要であること、一つの取り組みを企業文化になるまで続けることの重要性など、働き方改革の先達として説得力のある取り組み内容や成果が披露されました。
●第二部
参加者が興味のあるテーマを選択できるテーマ別セミナーを行いました。
<セミナー①>
・事例に学ぶタレントマネジメントの最前線(登壇企業:小田急電鉄、丸井グループ)
登壇者:渋谷 和久(パーソル総合研究所 代表取締役社長)
・日本型雇用からの転換シナリオー日本企業再興のためにー
登壇者:櫻井 功(パーソル総合研究所 取締役副社長 シンクタンク本部長)
・労働関連法制と戦略的人材活用
登壇者:和田 孝雄(パーソルホールディングス 取締役専務執行役員 兼 パーソルテンプスタッフ 代表取締役社長)
<セミナー②>
・ミドル・シニア躍進の科学ー40~60歳社員の躍進を促すためのアクションと企業事例ー
登壇者:石山 恒貴氏(法政大学大学院 政策創造研究科 教授/イノベーション・マネジメント研究科 兼 担教授)、石橋 誉(パーソル総合研究所)
・「希望の残業学」が明らかにした長時間労働の発生メカニズムとその対策
登壇者:中原 淳氏(立教大学 経営学部 教授)、小林 祐児(パーソル総合研究所)
・人手不足をどう乗り越えるかー2030年までの労働市場ー
登壇者:阿部 正浩氏(中央大学大学院 経済学研究科 委員長/中央大学 経済学部 教授)、田井 千晶(パーソル総合研究所)
パーソルグループは、人と組織の未来について多角的に考える機会を提供することで、グループビジョン「人と組織の成長創造インフラへ」の実現を目指していきます。
※本イベントについては、日本経済新聞朝刊およびこちらのサイトでレポート記事を1月上旬から順次掲載予定です。