「さあ、誰に会いに行く?」鳥取県智頭町を舞台に研修を実施


パーソルホールディングス株式会社では、パーソルグループの全社員を対象に、社員の主体的な変化・成長を後押しするための公募型研修「@(アット)※」を実施しています。@では「アート・クリエイティブ系ゼミ」と「地域を舞台にした研修」の2つを用意しており、「地域を舞台にした研修」の中でも毎回応募者が殺到する、鳥取県の智頭町を舞台にした2泊3日のプログラムが、2月16日~18日に開催されました。
本研修はこれまでにも行っており、今回で4回目となります。

※Adventure training programの「A」「T」と、「ここから変わる」「世の中を『あっ』と言わせる研修をする」の意味を持たせた名称。

目次

智頭町研修の概要

「ホンモノ」な人に出会い、人生について深く聞き、自分の人生を考える。

その場で感じた感情や学びを重視する研修のため、研修のプログラムは参加者にも当日まで知らされず、何をやるか分からない「ミステリーツアー」形式で実施。自分の夢を智頭町という場所で実現させて、豊かに生きる「ホンモノ」な人々との出会いを通じ、彼らの人生についてじっくり耳を傾けながら、自分の「これからの生き方・はたらき方」を改めて見つめなおす機会を持ちました。

●「ホンモノ」に出会える町、鳥取県智頭町

鳥取県の智頭町は、面積の93%が山林で、人口約7,500人弱の景色の美しい町です。
智頭町の町長である寺谷町長は町おこし関連では有名な方で、2008年から「智頭町百人委員会」を立ち上げ、山の中で子どもを自由に遊ばせる「森のようちえん」など、独自の施策を次々と実現してきました。移住者の意見も積極的に取り入れ、実現のために予算をつけて、「責任は私が持つから、良い知恵を貸してください」と言い続け、今では町おこし関連の講演を依頼されるほどになりました。
この方針に賛同し、豊かなアイデアを持った人々がやってくる町になった智頭町は、自分の夢を智頭町という場所で実現させて豊かに生きる「ホンモノ」な人たちの集まる町となっています。

●智頭町で会える「ホンモノ」(過去の本研修で会った方の一例)

渡邉さんご夫妻:世界でここにしかない菌でつくるパンとビールの店「タルマーリー」オーナー

「地域の天然菌×天然水×自然栽培原料」にこだわり、タルマーリーにしかつくれないパンと地ビールを製造・販売、カフェも経営している。

大きな特徴は、パンや地ビールを野生の菌だけで発酵させていることで、野生の糀菌まで自家採取している例は日本でも非常に珍しい。智頭の里山の恵みを最大限に活かした加工と、それを楽しむ最高の場づくりを目指し、体現している「ホンモノ」な人。
著書に「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」(講談社)がある。
(※写真撮影:小松健一)

熊谷さん:スタッフと保護者が一体となって活動している「森のようちえん」の運営責任者

森のようちえんは鳥取県智頭町の森をフィールドにしたスタッフと保護者が一体となる「共同保育型」のようちえん。

智頭の豊かな環境と四季に触れながら強く優しく逞しく、活き活きとした子どもらしい成長を大切にしており、子どもたちの好奇心に沿った遊びや体験から学んでいく。
熊谷さんは、そんな自分で考え、判断し、解決する力を身につけられる「森のようちえん」を実現させた「ホンモノ」な人。

●誰に会えるか、どこに行くのか分からない、「ホンモノクエスト」へ

参加者は、手の写真が載った紙を渡され、チームごとに直感でどの「ホンモノ」な人に会いに行くかを決め、町へ繰り出します。町役場の方へのヒアリングや、「ホンモノ」な人からの紹介などを受けながら、その時々のひらめきや偶然に身を任せ、智頭町を巡り、たくさんの人に出会い、その人生について深く傾聴します。

「どんな風に、人生をかけて実現したい夢を見つけたのか?」「その夢をどのように実現してきたのか?」をたっぷり聞いた後は、自分の「これからの生き方・はたらき方」について考え、学びを持ち帰ります。

参加者からは以下のような感想があり、普段の業務では体感できない異文化・非日常の中で、多くの学びを得る研修となりました。
「自分にとって何が大切なのか、これからどうしていくべきか、深く考えるきっかけをいただいた。」
「みたき園(智頭町にあるレストラン)のおかみさんとの出会いによって、自分が本当に何を望んでいるのかを深く考えることができた」

研修実施の背景

感性を大事にした「自ら気付き・学ぶ」研修を実施

社会環境の変化が非常に激しい昨今、お客さまのニーズや課題も複雑化・高度化し、これまでの常識ややり方だけでは期待に応えられない場面が増えています。そのため、仕事においても誰かに正解を求めたり、前例に捉われたりすることなく、自ら最適な答えを導き出し、他者と共創しながら行動していく力がより一層求められています。

そこで、「はたらいて、笑おう。」をブランドスローガンに掲げるパーソルグループでは、いわゆる「正解」をインプットするだけではなく、「体験を通じて自ら気付き・学ぶ」をテーマにした研修プログラムを実施しています。普段の業務とは異なる文化・非日常の中で頭を使って考えるだけでなく、ドキドキ・ワクワクする感性や感覚を大事にしながら、「自分とのコミュニケーション(自己理解/リーダーシップ)」「他者とのコミュニケーション(他者理解/多様性受容)」を学ぶ最先端のプログラムを開発し、社員に提供しています。


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パーソルホールディングス株式会社について

1973年のテンプスタッフ株式会社創業以来、人材派遣、人材紹介、ビジネス プロセス アウトソーシング、再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。

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