“名もなき名仕事”を展示する「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」を勤労感謝の日に合わせて開催―今年創設された「あっぱ礼賞」「ファインプ礼賞」「おつか礼賞」表彰―

パーソルグループは、誰かの仕事に対する行き場のない感謝を集め、讃え、届ける「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトを2023年から実施しています。
これは、ピンチを救ってくれたサービスや心を動かされた仕事など、感謝・称賛したい「名仕事エピソード」をX(旧Twitter)にハッシュタグ「#これ誰にお礼言ったらいいですか」をつけて投稿すると、その名仕事をしたご本人を見つけ出し、投稿者の代わりにパーソルがお礼を届けるという取り組みです。
▶プロジェクトサイトはこちら

SNSなどを中心に大きな盛り上がりを見せたこの企画。誰かの仕事に対する行き場のない感謝を、勤労感謝の日のタイミングに合わせ11月20日から24日の期間に展示する「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」をECO FARM CAFE 632で開催しました。また11月20日には、新設されたアワードの授賞式を行いました。この記事では授賞式の様子を中心に、今年の「#これ誰」イベントの様子をご紹介します。

目次

今年は「あっぱ礼賞」「ファインプ礼賞」「おつか礼賞」を表彰

「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」では、新しい取り組みとして「あっぱ礼賞」、「ファインプ礼賞」、「おつか礼賞」の3つのアワードを創設。
思わず「あっぱれ!」と称賛したくなるような創造性溢れるアイデアや工夫で、誰かを笑顔にした仕事に「あっぱ礼賞」、誰もが「ファインプレー!」と称賛したくなるような、目の前の困難に対して機転の利いたホスピタリティで誰かを救った仕事に「ファインプ礼賞」、長年愛され、人々の思い出に深く刻まれたサービスや商品の終了に合わせて「おつかれ!」という声が多数集まった仕事に「おつか礼賞」をそれぞれ贈呈しました。

受賞一覧

「あっぱ礼賞」受賞 日本トイザらス株式会社「サンタポスト」

全国のトイザらス、ベビーザらス店舗においてクリスマス期間限定で設置されている、子どもたちがサンタクロースへのお手紙を投函できる特別なポスト「サンタポスト」に「あっぱ礼賞」を贈呈。日本トイザらスでは、子どもたちが待ちわびるクリスマスに向け、常に子どもたちの夢を壊さない「緻密で完璧な設計」が施された広告や店舗サービスが展開されており、全国の大人たちから多くのお礼が集まりました。

「ファインプ礼賞」 株式会社スターフライヤー

亡くなったご主人の納骨の際に、骨壷を持って飛行機に乗った乗客による、SNSサービス「note」の記事から話題となった、骨壺を手荷物ではなく一人の人間として考え、手荷物検査や搭乗席の確保、ドリンク提供のコミュニケーションなどを行った、スターフライヤーのカスタマーサービスに対して「ファインプ礼賞」を贈呈しました。
最愛の家族との別れという、悲痛な想いをされたお客さまに対し、人や物を運ぶという職務以上に、人の想いをも運ぶ務めもまっとうする温かいコミュニケーションを行ったその機転と優しさが、深くお客さまの胸に刻まれました。

「おつか礼賞」 NTTタウンページ株式会社「タウンページ」

今年SNS やメディアを中心に話題となり、感謝の声が多く集まった、職業別電話帳「タウンページ」に「おつか礼賞」を贈呈しました。
1890 年の電話サービス開始とともに始まり、人々の生活とともに135 年続いた「タウンページ」は、スマートフォンの普及などに伴い電話番号検索方法が多様化したことや紙資源消費を削減し環境負荷の低減を実現する観点からも、2026 年3 月末をもって発行を終了し、その役割は「i タウンページ」(https://itp.ne.jp)
へと引き継ぎます。時代の変遷とともに、数々のサービスが世代交代を迎える中、これからも人々の暮らしを根底から支え、日常に欠かせない存在として長きにわたり貢献し続けます。

受賞者の声

「あっぱ礼賞」日本トイザらス
マーケティング本部 ブランドコミュニケーション部長
立原 俊久さん


このたびは、このような素晴らしい賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
日本トイザらスの「サンタポスト」の取り組みは、今年で7年目を迎えました。この企画をここまで続けてくることができたのは、社内外の多くの関係者の皆さまのご協力と、お客さまからのあたたかいご支持のおかげだと心より感謝しております。
「サンタポスト」は、全国のトイザらス店舗に設置したポストに、お子さまがサンタさんへのプレゼントのお願いやメッセージを書いて投函していただくサービスです。本年は11月7日から12月25日まで、全国の店舗で「サンタポスト」を設置しています。
この取り組みで私たちが最も大切にしていることは二つあります。
一つ目は、「お子さまの夢を壊さないこと」です。お子さまにとってサンタさんは実在の存在です。「サンタポスト」を通じて、「欲しいものをお願いすると本当に届く」という体験を、リアルな店舗でしっかり味わっていただけるよう、コミュニケーション設計にも細心の注意を払っています。
二つ目は、「親御さまが自然なかたちでお子さまの欲しいプレゼントを知ることができるようにすること」です。私たちの調査でも、「お子さまの欲しいものがなかなか定まらない」「直前で心変わりしてしまう」といったお悩みから、プレゼント選びがぎりぎりになってしまうという声を多くいただいています。「サンタポスト」を通じて、親御さまにはお子さまとの楽しいコミュニケーションの中で、さりげなくプレゼントの希望を知っていただき、余裕を持って用意できるようサポートしたいと考えています。
これから本格的にクリスマスシーズンに入ってまいります。日本トイザらス一同、万全の準備を整え、「サンタポスト」をはじめとしたさまざまな取り組みを通じて、ご家族の皆さまに「最高のクリスマス」をお届けできるよう、これからも努めてまいります。改めまして、本日はこのような栄誉ある賞を賜り、誠にありがとうございました。


「ファインプ礼」スターフライヤー
経営企画部本部 経営戦略部 CX・CS推進室長
辻 安希子さん


本来であれば実際に対応した客室乗務員がこの場に立つべきところ、参加がかなわず誠に申し訳ございません。このような素晴らしい賞を頂戴し、大変光栄に存じます。
当社は2006年の就航以来、多くのお客さまに支えられ、来年20周年を迎えます。本日の受賞は、日々お客さまと向き合う社員にとって大きな励みであり、今後のサービス向上への大きな原動力となります。この場をお借りして、日頃よりご愛顧くださっているお客さまと関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
当社には作業・業務のマニュアルはございますが、いわゆるサービスマニュアルは設けておりません。日頃、社員は企業理念とブランドをていねいに学び、「感動のあるエアライン」という共通のキーワードのもと、一人ひとりが「スターフライヤーらしさ」を追求しているからです。お客さまの視点に立って想像し、自ら考えて動く「考動」を合言葉に、お客さまに心から喜んでいただける瞬間をどれだけ生み出せるかを大切にしています。
また、お褒めの言葉は「ハッピーボイス」としてすべて社長が目を通し、かかわった全社員に社長直筆のサインが入った感謝状を贈っています。「一人の100歩よりも100人の1歩」を大切にし、現場と裏方が一体となってお客さまの体験価値を高めています。
お客さまからの「ありがとう」「また乗りたい」という一言が社員を輝かせ、その輝きが組織全体のモチベーションと定着にもつながっています。こうした好循環こそが、スターフライヤーらしいサービス文化をつくり続けていると考えています。
「お客さまが輝くための航空会社」という想いのもと、これからも感動のあるエアラインを目指し、社員一同精進してまいります。本日は誠にありがとうございました。


「おつか礼賞NTTタウンページ
企画部長
西村 和己さん


職業別の電話帳タウンページは2026年3月末をもって、その歴史に幕を下ろします。発行する立場としては、このまま静かに終わっていくのかと正直さみしく感じておりましたが、今回、このような場にお招きいただき、最後にスポットライトを当てていただけたことを大変うれしく思っております。SNSで声を上げてくださった皆さまをはじめ、135年間にわたりご愛顧くださったすべての皆さまに、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
昨年7月に発行終了を発表した際には、「仕方ないよね」というお声が多いのではと覚悟しておりました。ところが実際には、コールセンターや営業担当のもとに寄せられたのは、「今までありがとう」「なくなるのはさみしい」「続けてほしい」といった温かいメッセージばかりでした。その一つひとつのお言葉を通じて、私たちはタウンページが社会インフラの一端を担ってきたのだということを、改めて実感いたしました。
紙のタウンページは役割を終えますが、「地元の事業者と生活者をつなぐ」という私たちの使命は続きます。そのバトンを、インターネットの電話帳である「i タウンページ」が引き継いでまいります。オンラインならではの利便性を高めるとともに、検索エンジンやAIからも情報が適切に表示されるような仕組みづくり、さらには、音声案内サービス「104」の終了を見据え、スマートフォンに話しかけると必要な情報にたどり着けるようなサービスも検討しています。
時代の変化に合わせて姿かたちは変えていきますが、これからも皆さまに選ばれるサービスであり続けられるよう、挑戦を続けてまいります。本日は、このような素晴らしい賞を賜りましたことに、改めて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

全国から集まった4,000件以上もの“誰かへのお礼”の中から選出したお礼の展示

展示イベントとしては2回目の開催となる「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」では、全国から集まった4,000件以上もの“誰かへのお礼”の中から、さまざまな“名もなき名仕事”に関する商品の実物とエピソードを展示。
展示スペースには、お礼の対象となる「“あの仕事”のご本人インタビューとエピソード」に加え、お礼の対象となった「“あのアイテム”の現物とエピソード」を展示しました。

展示を見に訪れた人が実際に経験した「#これ誰にお礼言ったらいいですか」エピソードを募集。お礼を紙に書いて貼り付けができるスペースを設け、集まったお礼は展示期間、掲出されました。

また、お礼を書いてくださった方には毎日先着100名に「カフェ・オレイ」(カフェオレ)をプレゼントしました。

勤労感謝の日は、日ごろからはたらくすべての人々に感謝の気持ちを伝える大切な日です。この日をきっかけに、周囲の人々や自分自身の「はたらくこと」に目を向け、感謝を言葉や行動で表すことを習慣にしてみませんか。
「ありがとう」という感謝の言葉は、伝えられる側だけでなく、伝える側にも前向きな影響をもたらします。お互いの信頼やつながりを深めるだけでなく、はたらく人々の幸福感や満足感——“はたらくWell-being”を実感するきっかけになるかもしれません。

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。

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