衝動買い、その行動の理由は「計算し尽くされた店の空間」でした!
パーソルキャリア株式会社が運営するファッション・アパレル業界専門の転職支援サービス、クリーデンス の「Fashion People+」※は、6月21日にファッション業界で働く方を対象に、「お金を全くかけずに売上を上げる!VMD実践講座」を東京で開催しました。
講師は、商品陳列のエキスパートである内藤 加奈子さん。120分のセミナーには78名が参加。大盛況でした。
※「Fashion People+」は、「ファッション業界に関わる人たちを元気にしたい!」という想いのもと発足した、クリーデンスが運営するプロジェクトです。「はたらく」を楽しみながら、自己実現・成長していくためのヒントとなるさまざまなイベントやセミナーを行っています。
VMDとは
Visual Merchandising(ビジュアル マーチャンダイジング)の頭文字をとったもの。視覚に効果的な方法で、ブランドや商品のイメージを伝えつつ、売りやすく買いやすい陳列や演出をする手法のことです。
内藤 加奈子さんが行うVMDは、一般的な理論に独自の手法をプラスしたオリジナルVMD。すぐに実践できるのが特徴です。
講師紹介
内藤 加奈子(ないとう かなこ)さん
(株) オンワード樫山グループに入社後、メンズブランド事業部にて店舗専属VMDとして従事、某百貨店メンズスーツのフロアでセールススタッフとしてNo.1の売り上げを収める。在籍7年間で3ブランド全国120店舗を統括。
2002年に独立し、VMDのノウハウと接客技術の教育で顧客をサポートする事務所として「Vert(ヴェール)」を設立。フリーのVMDコンサルタント・講師となる。販売スタッフの育成やセミナー、店舗構築を手掛けた店舗は、全国約2800件に及ぶ。
セミナー開催の背景
「商品が売れる」ことは、販売員にとって誇らしく、とてもうれしいことです。内藤 加奈子さんの実践にすぐに役立つVMDを取り入れ、スタッフの方に売れるという喜びと達成感を感じてもらい、よりファッション業界での仕事を楽しんでもらいたいという想いから開催しました。
イベント概要
入店していただくお客さまを1人でも増やし、滞在時間を1秒でも長くするためのショーケースや機材などの置き方、買っていただく点数を1点でも多くするための視覚的な販売戦略などが、実店舗のビフォ―アフターの写真や売り上げ伸び率と共に紹介されました。
机上の空論を一切排除した現場主義の具体的な戦術に、参加者は釘づけになり、真剣に話を聞いていました。
参加者のコメント
「基本的なVMDの理論は知っていましたが、それをまったく売り場に活かしきれていなかったことに気づかされました。とても勉強になりました」
「棚の置き方やディスプレイの仕方など、具体的にビフォーアフターを提示していただけたのでとても分かりやすかったです」
「『なるほど!』『そうか!』と気づきの多いセミナーで、参加して本当に良かったです。現場をベースにしたお話だったので、すぐに取り入れられるのがうれしいです」