オンライン事務サポートサービス『Remote Tasker』が4月からスタート!

パーソルテンプスタッフ株式会社は、企業からさまざまな業務をお預かりしてフルリモートではたらきたい“登録スタッフ”や“個人事業主”に采配し、企業の経営課題の解決と個人の多様なはたらき方の実現をサポートするオンラインアウトソーシングサービス『Remote Tasker(リモートタスカー)』を4月より開始しました。

サービスの概要

『Remote Tasker』は、パーソルテンプスタッフが企業からお預かりした業務に、最適なスキルや経験を持つ人材を全国の登録スタッフや個人事業主の中から選考して雇用契約を締結(個人事業主の方とは再委託契約を締結)し、業務を代行するサービスです。はたらく方々との日々のコミュニケーションや業務の進捗管理、品質管理などは、パーソルテンプスタッフの担当社員であるコンシェルジュが窓口となって行います。フルリモートで懸念されることの多いセキュリティに関しても、安心な環境を整備。そんな『Remote Tasker』が目指しているのは、企業とスタッフを「距離を超えてつなぐ」という世界観の実現です。
*詳しくはこちらをご覧ください。https://www.tempstaff.co.jp/kmenu/c014/


本記事では、『Remote Tasker』のプロジェクトリーダーであるパーソルテンプスタッフ フレキシブルワーク事業推進部 Remote Tasker事業推進室 マネジャーの須藤 啓斗にサービスがスタートするまでの裏側や今後の意気込みを聞きました。

目次

業務の委託は小ロットでもOK!

4月、オンラインアウトソーシングサービス『Remote Tasker』がスタートしました。今のお気持ちを教えてください。

須藤:プロジェクト発足から1年2カ月、「やっとスタートできた!」といった感じです。4月から始まったばかりですが、お客さまからたくさんのご相談をいただいており、手応えを感じています。とてもうれしいです。

—このサービスをはじめることになった背景を教えてください

須藤:昨今、労働人口の減少による人材不足は企業にとって深刻な経営課題となっています。特に中小企業、スタートアップ企業、地方企業は採用に苦戦していています。一方、パーソルテンプスタッフの登録者側はというと、育児や介護などさまざまな理由でリモートワークを希望するケースが増加しているものの、そうした希望が通らず仕事に就けないことも多いのが現状です。労働力不足による企業の経営課題、リモートワークではたらきたい方の課題をともに解決し、多様なはたらき方を広げていきたい、その想いがサービス開始の背景です。

—パーソルテンプスタッフのサービスに「アウトソーシング・BPO」という業務委託サービスがありますが、『Remote Tasker』とどのように違うのでしょうか?

須藤:一言でいうなら、「アウトソーシング・BPO」は、業務を行う際に大人数が必要になるなど、大きな業務委託を中心にお受けするのに対し、『Remote Tasker』は、3人月(※1)未満の小さい業務でも対応することが可能ということです。
(※1)人月とはメンバー1人で行うと1カ月かかる作業量のこと

—『Remote Tasker』の特徴を教えてください

須藤:大きな特徴としては3つあります。
1つ目は、前述のとおり「小ロットの業務委託が可能」なこと。たとえば、社員のコア業務ではないのに意外と工数がかかる「データ入力だけ」「勤怠の確認だけ」といった作業を業務単位でお預かりできます。ご用意しているプランは月、20時間、30時間、50時間の3パターン。すべてのプランで1つの職種に限らず、たとえば「データ集計」と「経費申請」など、複数種の業務を依頼していただくこともできます。

契約時間内であれば、さまざまな業務を依頼できる

2つ目は、「オンラインですべて完結」できること。ご依頼から業務遂行、納品まですべてをオンライン上で行うことができます。
3つ目は、「必要なタイミングで依頼が可能」なこと。たとえば、20時間のプランであれば、月初に5時間請求書発行対応に利用し、月末に3日に渡って15時間データ集計に使うなど、契約時間内であれば自由に決めていただくことができます。

—どのような業務をお願いできるのでしょうか?

須藤:営業の経費精算処理や、経理の入金の突き合わせなど、営業や経理、人事、総務をはじめとしたさまざまな部署で抱える事務の業務からSNS運用などクリエイティブな業務まで、オンラインで受けられる業務であれば対応可能です。

—業務を請け負ってくれる方(以下、サポーター)はどのように集められるんですか?

須藤:派遣スタッフの募集と同様に、パーソルテンプスタッフの求人検索サイト「ジョブチェキ」に仕事内容を掲載し、募集します。サポーターには、都心にお住まいかどうかに関係なく、近くに希望の事務の仕事がない方、子育て・介護中などでプライベートと仕事の両立のためにリモートワークを希望している方などにどんどん応募していただければと思っています。

『Remote Tasker』の名称は人気投票で決定!

—完全リモートでのサービス運用となると、セキュリティの面なども含め、サービス開始までにかなりご苦労あったのでは?

須藤:パーソルグループ内において前例のない形のサービスなので社内規定がない場面が多く、特にセキュリティや法的な部分ではさまざまな壁にぶつかりました。中でもITの分野は、私がこれまで触れたことのない分野。分からないことも多く、エンジニアの方と毎日のようにミーティングを重ねましたね。

セキュリティ体制を簡単に説明すると、『Remote Tasker』の業務は仮想デスクトップを利用し、ここにサポーターはPCでアクセスして業務を行います。仮想デスクトップ内は、ウイルス対策等はもちろん、外部にダウンロードができない仕組みになっているので、情報の流出ももちろん防げるというわけです。

—毎日のようにミーティング……。周囲の方々も応援してくれていたんですね。

須藤:はい。社内の各部署の方々がこのサービスの背景や仕組みに共感し、多忙な中でも協力してくださって……。一致団結して一つひとつ壁を超え、プロジェクトを進めることができました。しんどい時、ある人に「なんとしてでも、これをパーソルテンプスタッフから世の中に提供できるようにするんだ!」と、言ってもらったときは、とてもうれしくて、今も心に残っています。

—『Remote Tasker』の名称は、人気投票で決められたとか。どうしてですか?

須藤:新しいサービスなので認知を獲得したい、このサービスをお客さまやパーソルテンプスタッフに登録してくれているスタッフとともにつくり上げたい、盛り上げていきたいという想いから、3つのネーミング候補から一般人気投票で名称を決定することにしました。その結果、1,633名の方に投票いただき、その中で一番人気だったのが『Remote Tasker』だったんです。多くの方に投票いただけて、本当にうれしかったですね。

—今後の意気込み・展望を教えてください。

須藤:二つの軸でお話しますね。
まずは企業に対してですが、『Remote Tasker』は少人数の工数でも対応でき、必要なタイミングで利用していただけるサービスです。
人材の採用に困っている企業の“採用以外”の選択肢として、またこれまで業務委託を利用したくても難しかった中小企業、ベンチャー、地方企業に、この『Remote Tasker』を利用いただくとともに定着させていきたいですね。そうして、多くの企業の社員にコア業務に集中していただき、事業規模拡大などに貢献できる存在になれたらと考えています。

そして、業務を請け負っていただく方々に対してですが、私はこれまでさまざまな事情ではたきたくてもはたらけない方をたくさん見てきました。その理由がフルリモートの可不可ばかりではないと思っていますが、“フルリモート”は、これまでパーソルテンプスタッフに足りなかった要素だと感じています。パーソルテンプスタッフに登録いただいたスタッフの方が、ライフステージや住んでいる場所に関係なく、仕事に就ける環境をこの『Remote Tasker』を通して実現してきたいと思っています。

この2つがかなうことで『Remote Tasker』が目指す、企業とスタッフを「距離を超えてつなぐ」という世界観を実現できると思っています。「これから直面する人材不足という大きな社会問題を解決していく!」、そんな強い気持ちを持って、頑張ってサービスを成長させていきたいです!
*詳しくはこちらをご覧ください。https://www.tempstaff.co.jp/kmenu/c014/

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。

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