パーソルグループは、「esportsではたらくことを、これからの選択肢に」をコンセプトに、esportsに関わるすべての人を応援しています。
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その取り組みの一つとして、株式会社ライブリッツが主催するesportsイベント「ライブリッツ esportsチーム グローバル オーディション」(以下、オーディション)(※1)を支援。2023年12月26日に行われた公開オーディションの最終選考では、さまざまな運営企業の協力のもと、esportsイベントに携わるスタッフのはたらく様子を実際に見て、話を聞ける、学生限定の職場見学ツアー「ライブリッツ esportsチーム グローバルオーディションの見学ツアー!『esports大会運営1day見学ツアー』 ~ “esports業界の仕事の裏側”に迫る~」(以下、見学ツアー)を開催しました。
(※1)ライブリッツが新たに立ち上げる、プロesportsチームのプレイヤー選考会。10月から書類審査、面接、実技テストなどが行われ、12月26日の最終選考会で3名を決定。
本記事では、見学ツアーの様子を中心に、オーディションの結果までお届けます!
当日の様子
公開オーディションが行われたのは、東京タワーの中にあるesports施設、“RED° TOKYO TOWER”。見学ツアーには15名の学生が参加しました。
オーディションの本番がはじまる数時間前、見学ツアー参加の学生たちは配信スタジオとは別の控室に集合。「大学でゲームをつくっています。裏側にも興味があって参加しました」「esportsという新しい市場のイベントの裏側を見られるというので楽しみです!」などと、皆、見学ツアーのスタートを心待ちに。
大学でマネジメントを勉強し、将来タレントなどのマネジメント業務をしたいという参加者は、偶然控え室に居合わせたesportsチームのマネジャーに質問するチャンスを得て大喜び。「もともとesportsが好きだったんですか?」「苦労したことはなんですか?」などと質問。「大学時代ラグビーをやっていたんですが、ケガをしてしまって……。そのときesportsに救われたので、『esportsに恩返しを』を座右の銘として活動している」など、熱い想いで仕事をしていることが分かる回答に、真剣に耳を傾けていました。
見学ツアースタート!
見学ツアーの時間になり、参加者は全員で配信準備真っただ中のスタジオへ。到着するといよいよ運営スタッフの皆さんにお話を聞ける時間です。準備の合間の貴重なお時間をいただき、その仕事に就いたときに大切にしたいことや、目指すなら今からやっておいたほうがいいことなどを教えていただきました。中には、学生へのエールの言葉も。運営スタッフの皆さんが熱く語る話に、学生たちのesports業界や配信に関するさまざまな“はたらく”に対する関心はさらに掻き立てられたよう。学生たちも積極的に業務内容などを質問していました。
今回は、ディレクターの嶋田 武史さんから、同じ道を進みたいと思っている学生へのコメントをピックアップしてご紹介します。(一部抜粋・編集)
勤務時間が不規則だし、理不尽に思うことはたくさんあると思います。でも、ADから入って、ディレクターになって、自分のやりたい番組ができて、それが多くの視聴者に見られ、高い視聴率になって返ってきたときに、すべては喜びに変わります。だから、最初の段階であきらめないで、ディレクターになるまで頑張って。あとは、ネット配信やテレビを見ながらでもいいので、自分だったらこういうナレーションがいいな、こういう画がいいな、みたいな、『自分だったら』というのを普段から考えて持っておくと、ディレクターになったときに構成していく上で武器になるかと思います。頑張ってください!(嶋田 武史/フリーランス ディレクター)
このあと、学生たちはリハーサルを見学。「ディレクターは進行から全部こなさなければならない。それでも番組をつくっていく過程は楽しいという話を聞き、非常に興味を持ちました」「特に音響さんに興味を持ちました!大会の音声バランスやBGMの調整など複雑な作業が要求される中、的確にお仕事をされているのは本当にすごいと思いました」といった声もありました。
こうして見学ツアーは終了。その後、本番の公開オーディション配信を見たい学生たちは控え室へ移動し、モニターでその様子を見学しました。
*見学ツアーの様子はこちらからもご覧いただけます。
公開オーディション最終選考。新チーム名&メンバー3名が決定!
オーディションには、15名の選手のほか、今回立ち上げるesportsチームのプロ選手候補者との面接から選考まで一貫してプロデュースしているフォートナイトストリーマー(※2)のLiaqN(りあん)さん、ゲストとしてプロのesports選手、Macyfishy(めいしー)さん、SHINCK(しんく)さん、ストリーマーのきゅーちゃんさんの3名が出演。司会・実況を担ったのはゲームキャスター 岸 大河さんです。
(※2)フォートナイト(Fortnite)は、アメリカの企業Epic Gamesが2017年にリリースしたオンラインゲーム。ストリーマーは、ゲーム中の映像をライブ配信する人のこと。
まず、LiaqN(りあん)さんから、新チームの名前とロゴが発表されました。チーム名は、「RED LAIBLITZ TOKYO TOWER」。今回の最終選考会で選ばれた3名は、2024年1月よりこのチーム名で活動し、世界大会を目指していくことになりました。
続いて、15名の選手がフォートナイトのゲーム対決を2試合実施。その後、りあんさんやゲストの3名に質問に答えてもらう「ぶっちゃけトーク」と題したスペシャル企画が開催されました。「esports選手、ストリーマーの道を選んでいなかったとしたら、どんな仕事をしていたと思いますか?」といったことから「esports選手はどのぐらい稼いでいる?収入源は?」など、普段なかなか聞けないテーマも。また、「めいしー&しんくに挑戦!」と題し、オーディション参加者とともに2試合のエキシビションマッチも行われました。
こうして大いに盛り上がったオーディションも終盤となり、選考結果の発表の時間に。ライブリッツ 代表取締役 村澤 清彰さんが登場し、チーム「RED LAIBLITZ TOKYO TOWER」の選手となる3名を発表!選ばれたのは、ティンカーベルさん、リアリーさん、しょうたさんでした!
選ばれた3名は、それぞれ世界大会に向けての意気込みを語り、オーディションはエンディングを迎えました。
別室でオーディションの様子を見ていた見学ツアー参加の学生たちも3名の選手が決まったときには拍手!数時間前に見学したスタジオから、プロの座をめぐり熱い気持ちで戦う選手たちのゲームの様子などが配信されるのを見るのは、見学ツアーとはまた違った有意義で楽しい時間となったようです。
見学ツアー参加者の感想
(一部抜粋・編集)
イベントの運営にあたって、どのような役割の人がいるのか、業務内容はどのようなものか知ることができて良かった。
今まで画面の外からしか見ることができなかったesports大会の運営を間近で見ることができたのはとても良い経験になりました。素朴な疑問や展望についてたくさん質問させてもらい、それに対して真摯に答えてくれた点が非常に印象に残っています。
イベントの裏側やesportsの現場を見る機会は今までなかったので、新しい知識や考えを得ることができました。スタッフの方々が声をかけてくださったり、質問に対して皆さまがていねいに受け答えしてくださったりしたので、とても参加しやすかったです。ありがとうございました。
イベントの開催背景
近年、esports界ではプレイヤーや観戦者の数が大きく拡大し、趣味や娯楽の域を超え、新たなはたらく場として注目を集めています。しかし、「esports業界に興味はあるが、具体的にどんな業務があるのか分からない」「プロ選手になりたいが、キャリア設計についてイメージが湧かない」などの悩みを抱える学生や社会人は多くいます。そこでパーソルグループでは、そうした悩みを抱える方々とプロ選手やストリーマーなど、実際にesports業界ではたらく方々をつなぎ、はたらく選択肢を広げることを目的として本イベントを開催いたしました。パーソルグループでは今後も、esports業界を目指す学⽣、社会⼈に向け、キャリアイメージの形成を目的とした、さまざまなコンテンツを展開していきます。
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。