ダイバーシティを本音で話そう!社内イベント「みんなでDI&Eを考える強化月間」を開催

パーソルグループでは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向けて、さまざまなDiversity, Inclusion & Equality(以下DI&E)の取り組みを行っています。
グループ内でのDI&Eの浸透・理解施策として、2022年9月、社内イベント「みんなでDI&Eを考える強化月間」を開催。全2部構成で、計14セッションにわたる社内オンラインセミナーを実施しました。

第1部「きてみよう、やってみよう、DI&E」

第1部は「きてみよう、やってみよう、DI&E」と題して、計10セッションを開催。社員のほかさまざまな有識者をお招きし、多様性を活かして組織の成果を最大化するためのチームワークの在り方や、社員自身のキャリアについて考えていきました。その一部を紹介します。

目次

セッション「経営陣の本音を聞こう、パーソルが持続的な成長を遂げるために必要なものとは?!」

9月5日に開催したオープニングイベントでは、パーソルホールディングス 代表取締役 CEOの和田 孝雄と、パーソルキャリア 執行役員であり、パーソルグループのジェンダーダイバーシティ委員会 委員長を務める喜多 恭子が登壇。
パーソルグループが持続的に成長していくにあたり、「なぜDI&Eが必要不可欠なのか」「社員に求めるものとは何か」など、社員の気になる疑問に対して答えました。

喜多はDI&Eの取り組みを数多く実践してきており、そんな自身の体験をもとにして、パーソルグループの現状の課題にも触れながらトークを展開。「DI&Eの実現は経営陣のみでは叶えられず、社員の皆さんと一緒に取り組みたい」と話し、経営・管理職・社員と三位一体で取り組んでいくことへの重要性を説きました。
また、和田も自身の体験を織り交ぜながら「100年、200年と続く企業になっていくためには、DI&Eは不可欠であり、経営上の大きなテーマである」と語るなど、企業が今こそ本気でDI&E推進に取り組んでいくべきであると強調。セッションの結びには、みんなで一体となってDI&E推進に取り組んでいきたいという決意を表明しました。

セッション「まずはここから!実践者から学ぶ自分らしいキャリアの見つけ方」

9月12日には、キャリア観のダイバーシティという観点から、「自分らしいキャリア形成」をテーマにしたセッションを開催。法政大学キャリアデザイン学部教授の田中 研之輔氏、パーソルキャリア出身で、現在は米国でインターンを行っているマカイラ株式会社の竹内 麻衣氏をゲストにお迎えし、パーソルプロセス&テクノロジー ワークスイッチ事業部の野月 幸介とともに、自分らしいキャリアを実現するためにどんなアクションが必要なのかを議論しました。

この中で田中氏は、主体的にキャリア形成をするには「ビジネス資本」「社会関係資本」「経済資本」の3つが重要であることを説明。竹内氏は、MBA留学しながら米国日本法人のスタートアップアクセラレーターでインターンを行っている自身の経験をもとに、「年齢を追うごとに楽しくありたい」「挑戦の連鎖を生んでいきたい」という2つを原動力にして、ビジネス資本を蓄積してきた体験を語りました。さらに野月は、自身は職場・友人とのつながりを絶やさなかったことで、社会関係資本を蓄積してきたと説明。併せて、自分らしいキャリアについて考え、主体的に行動することがいかに重要であるかを語りました。

そのほか行われたセッションの例

・医師とがん治療経験社員が語る「がん治療とはたらく」のリアル!

・イマドキの男性育児事情!世界TOPのジェンダーギャップ指数を誇る“北欧”に学ぶ

・DI&E実践って何?「知る」ことの、その先へ

第2部「障害とともに生きる・はたらく」

第2部は、障害者雇用の機運醸成と障害者の職業的自立を目指し制定された「障害者雇用支援月間」(9月)の特別企画として、「障害ととも生きる・はたらく」をテーマに、外部の有識者をお招きし、障害者雇用や障害者の活躍に関するウェビナーを開催。社員だけでなく、一般の方や当事者、企業の担当者も多数参加しました。

全4つのセッションのうち、初回は社内限定で配信。このセッションでは、農業の課題解決と障害者雇用の創出・職域の拡大のために行われている「農福連携」の取り組みについて紹介しました。

残りの3セッションは、一般の方と社員双方が視聴できる形式で開催。はたらく上で障害のある方や障害者雇用に取り組む企業が登場し、以下のテーマで、それぞれの経験や、これからの障害者雇用のあるべき姿などを語り合いました。

・先進事例に学ぶ、企業競争力・価値向上につながる障害者雇用 ~「組織が変わり、一人ひとりが輝く」ヒント~

・障害者の就職・転職大会議 Part.1 ~先輩たちに聞く!困難を力に変え“はたらく未来”をつかむ術~

・障害者の就職・転職大会議 Part.2 ~増える大人の発達障害。今の自分と向き合い、未来に踏み出すために~

この3セッションの内容は、パーソルグループの障害者雇用について紹介するサイト「with」(https://with.persol-group.co.jp/event/2022/)で順次ご紹介していきます。

イベントに参加した社員の声

経営層がDI&Eの実現に向けてさまざまな課題と捉えつつも、前向きに楽しく取り組んでいこうとされている様子を伺うことができました。私自身も前向きに楽しくDI&Eに取り組んでいきたいと思います。

一人ひとりに向き合い、どうしたら活躍してもらえるのかを考えていくマネジメントの基本の大切さを改めて実感しました。

法定雇用率の問題はこれまでも考えてきましたが、雇用率があることにより雇用側も「義務」感が強くなってしまっていることを改めて感じました。雇用率をクリアすることが目的ではなく、はたらきがいを増やす、戦力を増やすという観点で障害者雇用が進むことが理想だと感じました。

登壇された方が飾らず、自然体で、ありのままの気持ちをお話されていました。想像を絶する困難や苦労も、今も継続しておありなはずなのに、常に笑顔で前向きに語られる言葉には説得力があり強く共感できました。

また、これらの取り組みに加えて、9月末にはグループの季刊誌「ツナぐ」(e-book)でダイバーシティ特集を刊行しました。データでみる社内の現状や、社員が感じる本音など、体系的にパーソルグループのDI&Eを知ることができる企画を掲載しています。本誌は以下の表紙画像リンクよりご覧ください。

普段考えたことのない観点や、さまざまな有識者や参加者の見解を通じて、社員はDI&Eに関する理解が深まった様子でした。

すべての「はたらく」が笑顔につながる組織を目指して、今後もパーソルグループでは多様なはたらき方の推進と多様なキャリア支援、それらへの理解を深めるための取り組みを行っていきます。

パーソルグループのDI&Eについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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