女性の活躍推進に必要なこととは?女性管理職とCEOが意見交換!

パーソルグループでは、「DI&E(※1)」として、すべての「はたらく」が笑顔につながる組織を目指し、社員の3つの多様性(1,属性、2,価値観、3,能力)を生かすとともに、多様なはたらき方の推進と多様なキャリア支援の取り組みを行っています。

これまでもグループ各社でDI&Eに関する社員向けセミナーやイントラネットでの情報発信、意識啓蒙のための全管理職向け研修など、さまざまな取り組みを行ってきました。その中でも重点テーマである「女性の活躍推進」に関しては、2030年までに女性管理職比率を37%に引き上げることを目標として掲げています。

また、2021年9月からは女性管理職比率向上に向けた施策の検討と推進を目的とした「ジェンダーダイバーシティ委員会」を設置し、グループ横断での人材育成や両立支援などの取り組みを行っています。
この取り組みの一環として、7月6日、経営幹部層が社員の声を直に聞き、気付きを得て行動に移すきっかけになればという想いのもと、各SBU(※2)で女性管理職としてはたらく5名と、パーソルホールディングス 代表取締役社長 CEOの和田 孝雄の座談会を開催しました。
当日の様子と内容を一部抜粋してご紹介します。

(※1)Diversity(ダイバーシティ):多様性。雇用の機会均等、多様なはたらき方。Inclusion(インクルージョン):包括・包含。個々を尊重すること。Equality(イクオリティ):等しいこと・同等・平等・対等。権利や利益が等しくあること。
(詳細はこちら:https://www.persol-group.co.jp/sustainability/diversity/
(※2)SBUは、Strategic Business Unitの略称です。

<ファシリテータ>
塚本 尚子(パーソルホールディングス株式会社 グループ人事本部 DI&E推進パートナー)

<各SBU参加者>
Staffing SBU/田上 さやか(パーソルテンプスタッフ株式会社 第一営業本部 ダイバーシティ営業部 エリア&ソリューションセールスオフィス マネジャー)
Career SBU/牛見 佳奈子(パーソルキャリア株式会社 エージェント事業本部 ハンティングエージェント統括部 エグゼクティブマネジャー)
Professional Outsourcing SBU/赤川 文子(パーソルテクノロジースタッフ株式会社 技術本部IT統括部 IT採用部 部長)
Solution SBU/中村 亜由子(パーソルイノベーション株式会社 R&D統括部 インキュベーション推進部 ゼネラルマネジャー)
Specialized Services/宮本 衣里(パーソルホールディングス株式会社 グループ人事本部 人事企画部 人材開発室 室長)

目次

女性の活躍推進の鍵は、育児への理解や私生活と仕事の両立のしやすさ

座談会は、自己紹介からスタート。その後、次の3つについて各SBU参加者の実情や意見の共有が行われました。

(1)管理職になってから大変だったこと
(2)女性管理職を増やしていくために、整備すると良いと思うこと
(3)自組織で行っていること

(1)の「管理職になってから大変だったこと」では、それぞれが管理職になって大変だったことを赤裸々に告白。妊娠期に管理職としてはたらくことの大変さ、育児期の勤務で男性管理職との時間感覚のズレを感じたことなど、さまざまな体験が共有されました。

(2)の「女性管理職を増やしていくために、整備すると良いと思うこと」では、自身の経験や自組織でのメンバーの声を背景に、「子どもが病気になったときの預け先などのサポート」、「時短社員の給与見直し」、「男性社員の時短勤務制度」といった、育児と仕事の両立を支援する制度の設立や、「グループ共通ルールの周知やインプットのための研修」といった、多忙なマネジャーの仕事効率アップのための社内環境整備を求める声が上がりました。

(3)の「自組織で行っていること」では、育児や自分のやりたいことと仕事を両立させるために行っているさまざまな工夫が紹介されました。

フレックスタイム制や裁量労働制といった制度を活用し、保育園への送り迎えなども一つの予定としてチームの共有カレンダーに遠慮なく記載するよう呼びかけました。管理職が積極的に記載するなどして風土をつくり、徐々にメンバーも後に続いてくれるようになりました。

マネジャー以上が有給を積極的に取り、「遠慮なく休みを取っていい」と呼び掛けています。今では、家庭の事情での有給活用もずいぶん増えてきたと感じています。

こうして約1時間にわたり、グループ横断でさまざまな共有と意見交換が活発に行われ、最後にパーソルホールディングス 代表取締役社長 CEOの和田 孝雄が次のようにコメントをしました。

「『はたらいて、笑おう。』をグループビジョンに掲げている私たちが、まずは自分らしく生き生きとはたらきたいですよね。会社からなのか、周囲からなのか、隣の人からなのか――いい意味での「おせっかい」ができれば、もっとはたらきやすくなるのではないかと思います。今後も自組織で工夫している話などがあれば、いい意味での「おせっかい」としてどんどん提案し、共有していただけるとうれしいです。」


パーソルグループでは女性をはじめとする多様な社員の活躍推進をはじめ、さまざま取り組みを通してすべての社員が活躍できる組織と、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指してまいります。

パーソルグループの女性活躍推進に向けた取り組みはこちら

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