障害のある社員がつくる焼き菓子が、レストラン&デリカフェ「ROHTO RECIPE旬穀旬菜」に登場

ロート製薬直営のレストラン&デリカフェ「ROHTO RECIPE旬穀旬菜」に、パーソルグループの障害のある従業員がつくったケーキが採用されました。

パーソルグループで障害者雇用を手掛けるパーソル パナソニック エクセルアソシエイツ株式会社は、ロート製薬株式会社の100%子会社である株式会社ロートウェルコートが運営する、「スマートキャンプうめきた ROHTO RECIPE旬穀旬菜(以下、ROHTO RECIPE旬穀旬菜)」(大阪市北区大深町3-1)と業務契約を締結しました。

パーソル パナソニック エクセルアソシエイツでは2012年9月より、大阪府富田林市で露地栽培での農業事業を展開。大阪府主導で進めていた、「ハートフルアグリアソシエーション事業(※)」にROHTO RECIPE旬穀旬菜も参加しており、パーソル パナソニック エクセルアソシエイツの農業事業を知っていただくとともに、「有機栽培による素直で美味しい味」、「障害者による丁寧な作業」などに共感していただき、2017年より農業事業で生産していた野菜をROHTO RECIPE旬穀旬菜に納品していました。
そして今回、パーソル パナソニック エクセルアソシエイツが運営する焼き菓子工房で、障害のある従業員が丁寧に一つひとつ手づくりした焼菓子が、ROHTO RECIPE旬穀旬菜のランチとディナーのデザートの一皿として採用されました。店頭でも売られています。

目次

「旬穀旬菜」は、「薬膳×栄養学」の考えをベースにした製薬会社直営のレストラン&デリカフェ。

「旬穀旬菜」は、「薬だけに頼らない製薬会社になりたい」という想いから生まれた、ロート製薬直営のレストラン&デリカフェ。毎日の「食」から「元気」をサポートすることをモットーとし、「薬膳×栄養学」の考えをベースに、日本各地の「地域」に眠る食材を活用して調合するという製薬会社ならではの新しいレシピスタイルに挑戦しています。提供される料理はシェフのロートレシピによる魅惑の皿の数々。それらの皿に並び、パーソル パナソニック エクセルアソシエイツの障害のある従業員がつくった焼き菓子が、ランチ・ディナーコースのデザートの一皿として提供されます。

旬穀旬菜のデザートで提供されるのは「ブールドネージュ」と「パウンドケーキ」

今回、旬穀旬菜で提供されることになったのは、「ブールドネージュ」「パウンドケーキ」。保存料などを使用せず、低トランス脂肪酸のマーガリンを使用するなど、安心と健康に配慮した商品です。「ブールドネージュ」は、ほろほろとした歯触りと雪のような口どけが魅力。「パウンドケーキ」は、しっとりとしていて、素材の風味豊かなのが特徴です。

焼菓子工房では、「ブールドネージュ」「パウンドケーキ」以外にも、クッキーや焼きドーナッツなどもつくられています。

ROHTO RECIPE旬穀旬菜の担当者に聞きました!

―パーソル パナソニック エクセルアソシエイツの焼き菓子を採用するまで―

<お話を伺ったのはこのお二人>
ROHTO RECIPE旬穀旬菜 支配人/ロート製薬株式会社 経営企画部リーダー:佐藤 智紀さん
ROHTO RECIPE旬穀旬菜 料理長/木村 信一さん

――今回の焼き菓子を採用していただく前に、野菜を採用していただいたんですよね。
佐藤さん:2年前に大阪府とロート製薬本社の包括連携協定を実施しました。農と福祉の連携を推進する大阪府が旗振り役となりハートフルアグリアソシエーションという、府内の特例子会社間を繋ぎ大阪市内など大消費圏に納品するプロジェクトでパーソル パナソニック エクセルアソシエイツさんの野菜を知りました。
大阪府民は野菜の摂取量が少ないというデータもあり、大阪産の野菜を積極的に提供し、大阪府民の健康を食から促進したいという想いがあり、現在、店舗を展開しています。

――焼き菓子工房をご見学いただいてのご感想は?
木村さん:見学し、まず感じたのは非常に清潔で衛生管理が徹底されているという印象で、うちのお店のお客さまにも安心して提供できると感じました。また、パーソル パナソニック エクセルアソシエイツさんの農園もそうですが、障害をお持ちの方が丁寧に作業をしていることも感銘を受けました。

――焼き菓子をご賞味頂いていかがだったでしょうか?
木村さん:味に関しても奇をてらっておらず優しい、素直な美味しさを感じましたし、添加物などショートニングについても突っ込んでお聞きしましたが、出す以上は責任をもってお客さまに提供したいという想いも感
じられ、お客さまにもより安心して伝えられると感じました。

――今回ブールドネージュとパウンドケーキを選んで頂いた理由は?
木村さん:デザートの一皿で使用することを目的に、店長とパティシエと相談し、いまうちでつくっているデザートを補えるものであったこともあり、また、味も一番しっくりきましたので選ばせて頂きました。食べログでも美味しかったとお客さまから評価を得ております。

――最後に、パーソル パナソニック エクセルアソシエイツへ今後期待することは?
木村さん:大阪の持つポテンシャルを伝えていくために、また安全で安心してお客さまに食べて頂くためにも、大阪産野菜のパウダーを使用することで、大阪もん、健康的な商品への訴求ができる野菜のデザート、スイーツを一緒につくっていければと考えております。

皆さんも、ぜひ「ROHTO RECIPE旬穀旬菜」で、障害のある従業員が丹精込めてつくった野菜や焼菓子を味わってみてください。

(※)ハートフルアグリアソシエーション事業:大阪府が主導して平成26年にスタート。障害者雇用を農業で取り組む特例子会社、就労継続支援A型、B型の事業所、NPO、農林水産省、大阪府などが参加。事業を進めるにあたり、各社が抱える課題、解決策、事例を情報共有し、それぞれのレベルアップを図ることで、農業における障害者雇用の拡大につなげることを目的にスタートしました。

パーソルグループでは、障害者が明るく生き生きと活躍できるはたらく場の創出と提供により、障害者の社会参加と経済的な自立をサポートし、多くの人の「はたらいて、笑おう。」の実現を目指します。

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