外国人が暮らしやすい日本に!5,300人以上の仕事を生み出す若き起業家

第一回PERSOL Work-Style AWARD(パーソル ワークスタイル アワード)受賞者紹介⑤
外国人労働者の生活の質を向上させたい。

「グッドワーキスタ」のU-30部門に選出された金村 容典(かなむら ひろのり)さんは、英会話・外国語レッスン予約サービス「フラミンゴ」を立ち上げた若き起業家です。

「フラミンゴ」は、英会話学習のマーケットプレイス※サービスで、英語を教えて収入を得たい外国人と英語を教わりたい日本人をwebやアプリでマッチングします。
金村さんが、このアプリの着想を得たのは、大学院に通っていたときでした。

金村さんの知り合いの留学生たちが選ぶアルバイトは、深夜・朝方までのコンビニで、授業直前まで働いていました。
授業料だけでなく母国への仕送りまで稼ぐために苦しい生活を強いられているケースは多いのに、学業優先で就労ビザを取得していない留学生だと1週間で28時間以内しか働けません。高時給のアルバイトを選ぶ必要があるのですが、留学生も働ける高時給のアルバイトは限られています。
金村さんは、留学生たちがろくに睡眠時間も取れないまま学校へ通う姿を見て「せっかく日本に来ているのに、選択肢が限られているのは問題だ」と感じたのです。

そこで金村さんは、外国人のメジャーな働き口である英会話スクールに着目します。一般的な英会話スクールは施設を構えていますが、金村さんは「教室を持たなければ施設費がかからず、その分を外国人講師にフィードバックできる」と考え、個々にマッチングして都合の良いカフェで自由に英会話レッスンを受けられるモデルを考案。「フラミンゴ」の原型ができ上がりました。

そして2015年、株式会社フラミンゴを立ち上げ、アプリ「フラミンゴ」をリリース。
2018年は、外国人ユーザーに講師登録してもらえるように注力し、2017年末に約1,200人だった登録者数は2018年末には約5,300人にまでになりました。

外国人ユーザーにとっての「フラミンゴ」の利点は、自身で時給を設定でき、曜日や時間に縛られず自由に働けること。「フラミンゴ」を活用すれば、空いている時間に近くのカフェでレッスンを行うことができるため、兼業しやすく、効率的に稼ぐことができるのです。

金村さんの目標は、外国人労働者の生活の質を向上させること。2019年も「外国人が働きやすい日本」を目指し、居心地の良い環境づくりを続けます。

※マーケットプレイスとは、売り手と買い手が自由に参加できるインターネット上の取引市場のこと。

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パーソルが表彰する「グッドワーキスタ」とは

働き方が多様化する現在、2018年に独自の「はたらく」を通じて、自分自身が成長し、魅力的な笑顔を体現していることに加え、その笑顔を通じて、他者の成長や笑顔に貢献した方々を「グッドワーキスタ」と称し、「はたらく」にまつわる部門ごとに、パーソル ワークスタイル アワード事務局の独自調査にて、グッドワーキスタを選抜しました。

全文はこちらよりお読みいただけます。ぜひご覧ください。

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