働くすべての人が最高のパフォーマンスを発揮するためには!?さまざまな角度から考える1日。
パーソルグループは、一般社団法人at Will Workの主催する大規模カンファレンス「働き方を考えるカンファレンス2019『働くをひも解く』これまでの100年、これからの100年を再考する」に特別協賛しました。
登壇者は、経済産業省大臣の世耕 弘成氏のほか、国内外で活躍するビジネスパーソン約50名。14を超える、労働問題や人事制度、個人の働き方に関するセッションが行われました。
パーソルグループは、ワークショップセッションで他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」を開催し、プロジェクトリーダーの三石 原士がファシリテーションを行いました。またBREAKOUT SESSION(ブレークアウトセッション)には、「doda」編集長の大浦 征也が登壇。「『日本型雇用※1』をひも解く」というテーマで、プレジデントオンライン編集長の星野 貴彦氏をファシリテーターに迎え、株式会社スタッフサービス・ホールディングス 代表取締役社長の阪本 耕治氏とともにトークセッションを行いました。
※1 終身雇用、年功序列、企業別組合という三つの特徴をもつ日本の雇用制度のこと。
「タニモク」※2/ワークショップ
ワークショップには、約40名が参加。2019年の目標の切り口を得ることを目的に実施しました。
ワークショップが始まると、最初は緊張で顔がこわばっていた参加者も、現在の悩みや置かれている環境を共有し、お互いの目標を立て合うにつれ、次第に笑顔になっていきました。最後に三石から「目標を達成するためには、まずやめることを決めること」「大きな成長よりも、日々の小さな変化を大事にしてほしい」という発言があり、参加者の多くが大きく頷いていました。
※2 自分以外の視点を取り入れて選択肢を増やし、新しい目標設定を行う「ライフキュレーション」ワークショップ。利害関係のない人(=他人)とグループとなって行います。メリットは3つ。「自分の発想にない選択肢を得られる」「自分の考えに強烈な後押しをもらえる」「他人の計画を立てる面白さ」です。
「『日本型雇用』をひも解く」/BREAKOUT SESSION(ブレークアウトセッション)
トークセッションでは、「『日本型雇用』はこれからどのように変化をしていくのか」というテーマについて論じました。
日本型雇用が変化する中、人材サービス企業が担える役割について、大浦からは「転職エージェントは転職を煽る、派遣は搾取だ、という声があるのは認識しており、一部事実である部分もあるかもしれないと反省している。しかし、自身の市場価値やポータブルスキルの抽出など、客観的なアドバイスがもらえるところは、求職者側としても利用価値が高いと考える。また、転職エージェントが成熟産業から成長産業へ人材の適切な流動を助け、日本全体で雇用の適材適所の人材配置の実現を担えるのではと自負している」という発言がありました。また、阪本氏から「人事権を企業が持つ日本企業に勤める醍醐味は、思いもしない仕事がふられること。自分のやりたい仕事でない場合も自分のキャパシティが広がるチャンスと考えて、楽しめるといい」という意見がありました。
経済環境や人口減少、テクノロジーの発展により、変わりつつある日本型雇用について、人材サービス企業が担える役割を改めて示すとともに、個人が納得感をもって働くための気付きのあるセッションとなりました。
「働き方を考えるカンファレンス2019」とは
「働き方を選択できる社会づくり」の実現を目指す一般社団法人at Will Workが、「人」と「企業」と「働き方」の今と未来を考える機会として全5回限りで実施している、日本最大級の働き方カンファレンスです。
登壇者略歴
大浦 征也
パーソルキャリア株式会社 「doda」編集長
2002年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、一貫して人材紹介事業に従事。法人営業として企業の採用支援、人事コンサルティングなどを経験した後、キャリアアドバイザーに。転職希望者のキャリアカウンセリングや転職活動サポートに長年携わる。担当領域は、エンジニアから営業・販売、管理部門まで多岐に渡り、これまでに支援した転職希望者は10,000人を超える。その後、「doda」キャリアアドバイザーの総責任者、法人営業部隊も含めた地域拠点(札幌、仙台、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡など)の総責任者を歴任し、現職。JHR(一般社団法人人材産業サービス協議会)キャリアチェンジプロジェクト、ワーキングメンバーにも名を連ねる。