老舗和傘店を老舗ベンチャーに。世界に日本の伝統を広める和傘職人

第一回PERSOL Work-Style AWARD(パーソル ワークスタイル アワード)受賞者紹介②
理想は「伝統が宿った品が現代の生活に溶けこみ、人の手に触れること」

「グッドワーキスタ」の匠部門に選出された西堀 耕太郎さんは、京都で160年続く京和傘店「日吉屋」5代目当主の和傘職人です。

西堀さんは、妻の実家である「日吉屋」で和傘を見た瞬間に心を奪われました。当時、市役所に勤めていた西堀さんですが、週末のたびに地元和歌山から京都まで片道4時間かけて傘のつくり方を教わりに通い、2004年に店を継ぐことを決意するとホームページで和傘を宣伝。日吉屋は老舗から老舗ベンチャーに生まれ変わりました。
これが功を奏し、廃業寸前だった店の売り上げがV字回復。西堀さんは市役所を退職し、日吉屋の仕事に専念します。そして、和傘の技術を活かしたランプシェードの世界展開を開始。売り上げは、さらに飛躍的に伸びました。
その後、日本の伝統工芸や中小企業の海外向け商品開発、販路開拓を支援する株式会社TCI研究所を設立。2018年にはジャパンブランドの価値を紡ぐ人が集い、実践し、学び合う「JAPAN BRAND PRODUCE SCHOOL」をパートナーと共同で立ち上げ、人材育成にも力を入れ始めました。

西堀さんの理想は「伝統が宿った品が現代の生活に溶けこみ、人の手に触れること」。この理想に向かい、日々前進し続けています。

目次

パーソルが表彰する「グッドワーキスタ」とは

働き方が多様化する現在、2018年に独自の「はたらく」を通じて、自分自身が成長し、魅力的な笑顔を体現していることに加え、その笑顔を通じて、他者の成長や笑顔に貢献した方々を「グッドワーキスタ」と称し、「はたらく」にまつわる部門ごとに、パーソル ワークスタイル アワード事務局の独自調査にて、グッドワーキスタを選抜しました。

全文はこちらよりお読みいただけます。ぜひご覧ください。

このページをシェアする
目次
閉じる