プロ野球の未来を予見する、新たな発見に満ちた2日間。
パーソルホールディングス株式会社は、プロ野球におけるデータ活用を促進するイベント「パ・リーグ×パーソル ベースボール データハッカソン※」を東京・渋谷で10月6日、7日の2日間で開催しました。
ハッカソンに参加したのは、抽選で選ばれた約30名。プロのデータアナリストから趣味で野球のデータ分析を行っている方まで、さまざまな方が参加し、盛り上がるイベントとなりました。
※ハッカソンとは
ハッカソン(Hackathon)とは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語。プログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、マラソンのように、数時間から数日間の与えられた時間を徹してそれぞれの技術やアイディアを持ち寄り、成果を競い合う開発イベントのこと。
概要
選手の試合でのパフォーマンスデータから、ベースボールビジネスにかかわる貴重なデータを参加者に提供。野球パフォーマンスだけでもなくマーケティングだけでもない、未知の領域をハックするイベントとなりました。
さらに、試合での勝利が球団価値をいかに高めるかといった分析も行い、野球の価値に迫るという点でも新しい試みを行いました。
実施プログラム
1日目:今回のハッカソンで使用されるパフォーマンスとマーケティングのデータについてを冒頭で解説。この2つのデータを参加者に提供し、統合して分析を行う野球データのハッカソンを実施。
2日目:午前中は引き続きハッカソンを実施。午後からはキャリアセッションが行われました。野球データに精通する株式会社DELTAの市川 博久氏、ニュースアプリのデータ分析スペシャリストである株式会社Gunosyの大曽根 圭輔氏という、異なる領域で活躍するデータサイエンティストのお二人をゲストに迎え、データサイエンスの仕事に迫りました。
最後に「ベースボール データハッカソン アワード」として、上位チームからそれぞれ5分間の発表と3分間の質疑応答を行い、部門ごとの優勝者を決定しました。
優勝チーム発表
エンジニアリング部門:データから予測精度を競う
優勝者:金融業界勤務で、データ分析を仕事にする20代の方
コンサルティング部門:データから新しい発見を導き出す
優勝チーム:北爪 匡さん、小柳 優太さん
企画内容:顧客属性分析を行い、消費行動を分析した結果、中年男性の方が消費行動を予測しやすいことが判明。そのためマーケティングの常道である女性をターゲットする手法ではなく、中年男性をターゲットとし、購買拡大に繋げるというものです。
参加者コメント
「野球観戦が趣味で、野球のデータ分析ができればやってみたいと、前々から思っていた。仕事と趣味を繋げられる良い経験をすることができた」
「野球業界で働きたいと考えていてその糸口になればと思い、今回のハッカソンに参加した」
「仕事でもデータ分析を行っているが、今回優秀賞にノミネートされた方々のレベルの高さに驚いた。自分もこのレベルを目指したいと刺激を受けた」
今後の実施予定イベント
データサイエンスのスキルをアップデートするための特別講座。
プログラミング実装し、データ分析経験のある社会人、大学院生、研究者を対象として、講座テーマごとの専門家が講師となり、実践に役立つ技術や知見の習得を支援します。
<実施予定日時>
【データサイエンス アップデートレクチャー#5 予約と飲食の予測】
・実施日:2018年10月25日(木)
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【データサイエンス アップデートレクチャー#6 KDD(Knowledge Discovery and Data Mining)2018論文読会】
・実施日:2018年11月7日(水)
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【データサイエンス アップデートレクチャー#7 コンサルで決定木】
・実施日:2018年11月14日(水)
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