パーソルキャリア株式会社が提供する、若年層向けキャリア教育支援プログラム「CAMP」は、2月21日、恵比寿ガーデンプレイスにて「信用の時代を生き抜くキャリア形成とは?」と題したイベントを開催しました。
当日は、パーソルキャリア株式会社で新卒採用部の責任者を務める佐藤 裕と、キングコング 西野 亮廣さんの2名による特別講演やディスカッションが行われました。大学1年生から4年生までの約200名の学生や、各メディアの方々も集まる大イベントとなりました。
「CAMP」とは
「CAMP」は、「Career Activate Management Program」の略で、パーソルキャリアの現役人事として多くの学生と向き合ってきた佐藤 裕が2015年にスタートさせた、大学生を中心とした若者向けのキャリア教育支援活動です。
現在、新卒で入社した人たちの約30%は3年で離職するといわれています。主な原因のひとつは、「企業の実態」と「学生の認識」のギャップ。
CAMPでは、すべての学生に、就職活動をする前から社会や企業のリアルを知り、自身のキャリアについて考えを深めてもらうこと、そして、社会で正しい一歩を踏み出してもらうことを目指して、年間で200回以上の講演会やセミナーなどを行っています。
登壇者紹介
西野 亮廣(にしの あきひろ)さん
1980年 兵庫生まれ。お笑いコンビ「キングコング」として、第30回「上方お笑い大賞」最優秀新人賞など数々の賞を受賞。
作家として、「絵本Dr.インクの星空キネマ」「ジップ&キャンディロボットたちのクリスマス」「オルゴールワールド」「えんとつ町のプペル」、小説「グッド・コマーシャル」、ビジネス書「魔法のコンパス」「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」があり、全作ベストセラーとなっている。
クラウドファンディングで、国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達。
佐藤 裕(さとう ゆう)
パーソルキャリア株式会社の新卒採用責任者を務める傍ら、株式会社ベネッセi-キャリア特任研究員、関西学院大学フェロー、デジタルハリウッド大学の非常勤講師、BSジャパン「ジョブレボ!-Job life Revolution-」のコメンテーターとしての肩書きも持つ。
2016年には、年間207本の講演・講義を実施。これまで3万人以上の学生と接点を持ち、キャリア教育支援プログラム「CAMP」ではキャプテンも務める。
活動はアジア各国での外国人学生支援まで広がり、グローバルでも多くの講義を実施している。
イベント実施の背景
「芸人」でありながら「絵本作家」としても活躍し、世の中に対して常に自身の主張を明確にして、ニュースになることの多い西野さん。「兼業をする理由とは?」「主張する理由とは?」といった質問を通し、現代社会のリアルを読み解いて活動を行う西野さんに、これからの時代を生き抜くヒントとなる講演をしていただきました。
講演内容
世の中のウソ・ホント、実際にあった失敗談の実例紹介、これからの社会を生き抜くためには何が大切なのかなど、実に刺激的な講演が行われました。そして、イベントの最後には参加者全員での記念撮影が行われ、来場した学生全員に、西野さんの著書「革命のファンファーレ」もプレゼントされました。
実施プログラム
●オープニング:佐藤 裕による導入
オープニングは、「社会人は本当のことを言っている?」「多くの就活生が出会う社会人は『仕事が楽しい』と言っていると思いますが、ある調査を見てみると、日本で『働くこと』を楽しめている人は6%であり、世界最低水準」という衝撃的な話からスタート。
そして、6%に入るために大切なのは、社会のリアルや裏側を知ることであり、リアルを知るには、あるテーマについて体験したうえで自分なりの考えや感覚を持つことが大切であると語られました。そして、この後の講演は自分なりの考えや感覚を持って帰ってほしいとメッセージを伝えました。
●第1部:西野 亮廣さん講演
「信用の時代を生き抜くキャリア形成とは?」
一昨年に発売され、35万部を売り上げた「えんとつ町のプペル」の話を例に、誰かが敷いたレールの上を走るのではなく、社会の流れや未来を見据えて、自分でレールを敷くことが大切であること、しかし、挑戦者の前には、必ず「お金」と「広告」の問題が立ちはだかることが語られました。
そして、「お金とは信用である」ことを、2週間で250万円を集めたホームレスの方を例に分かりやすく解説。ほかにも、クラウドファンディングの使い方や、人は環境によってウソをつかされることなど、学生のみならず、現社会人にもためになる講演でした。
●第2部:佐藤 裕×西野 亮廣さんのパネルディスカッション
パネルディスカッションは、佐藤が自身や学生からの質問を西野さんにぶつける形で進行。以下のような質問が飛び出しました。
「就活でウソをつかなくてよい環境はどうつくればいい?」
「パラレルキャリアをなぜ選択したの?」
「信用を上げる方法は?」
「成人式プレゼントの狙いは?」
それぞれの質問に、西野さんは以下のように、歯切れよく実直に答えてくださいました。
「就活で学生にもお金を払わせるとか?」
「2つの仕事があれば、一方を辞めても違う方で食べられるから」
「ウソをつかないこと」
「スタッフに言われて、やるしかない!と思って」
●第3部:佐藤 裕講演
「マルチなキャリアを作るために、今からできること」
刺激や学びを言語化・可視化することが経験になること、そして、未来になくなる仕事と未来に生まれる仕事など、未来を見据えることの大切さを熱弁。
最後に、新卒の人気企業ランキングと転職の人気企業ランキングが違うことや、人事は学生の何を見ているかなど、情報を集めて本当かウソかを見抜く力や習慣を身につけてほしいと締めくくりました。
2時間の講演中、学生たちはときおり西野さんや佐藤から発せられるジョークに笑いながらも、トークに真剣に耳を傾け、メモを取る姿が印象的でした。講演が終わった後は、記念撮影も行われました。
関連情報
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パーソルキャリア株式会社について
パーソルキャリア株式会社は、パーソルグループの「リクルーティングセグメント」中核会社として、就職サービス「DODA」やアルバイト求人情報サービス「an」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援などのサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。
取り組みに関するお問い合わせ
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