障がい者雇用の一環で高級食材海老芋の栽培に挑戦

パーソルグループで障がい者雇用支援事業を手掛けるパナソニック エクセルアソシエイツ株式会社では、国の地方創生加速化交付金事業にともない、大阪府富田林市との連携プロジェクトとして、海老芋の栽培に初めて挑戦しました。収穫した海老芋は、仲卸を通じて、大都市圏の料亭や日本料理店に出荷されています。

目次

取り組みの背景

一億総活躍社会の実現に向け、富田林市とともに海老芋の生産拡大に挑戦

地方創生加速化交付金事業とは、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対応として、「希望を生みやすい強い経済」の実現、また、「子育て支援」や「安心につながる社会保障」も含め、「新・三本の矢」の取り組みに貢献するために創設されました。その中で、富田林市は市の名産品である海老芋を活用し、後継者育成を含めた生産拡大・事業拡大、雇用創出に乗り出しました。
そこで、以前より富田林市での障がい者メンバーによる農業事業を行っていたパナソニック エクセルアソシエイツに市からお声掛けをいただき、海老芋の栽培に挑戦することになりました。

海老芋栽培の概要

立派な海老芋を栽培し、無事に出荷

海老芋は、里芋に似た品で、粘りが強く、香りも高く、料亭などで使われることが多い高級食材として知られています。2017年は、約600平方メートルの畑でプロの農家の方にアドバイスをいただきながら、7~8人の障がい者メンバーで海老芋栽培に取り組みました。
海老芋の栽培は、水のコントロールが難しく、また、親芋と子芋を離すために間に土を入れる「土寄せ」という作業を繰り返す必要があり、きれいな形の海老芋を作るには、とても手間がかかります。しかし、農家の方のアドバイスもいただきつつ、約1tの立派な海老芋を栽培することに成功しました。
富田林市が事業推進団体として結成した、農商工連携の団体である「おいで!とんだばやし推進連絡協議会」を通じて、大都市圏の料亭や日本料理店に出荷され、同協議会が運営する富田林コロッケ寺内町店で海老芋コロッケとして販売し、味も好評でした。
来年は、今年の1.2~1.3倍の作付面積を目指して、引き続き取り組んでいきます。


パナソニック エクセルアソシエイツ株式会社について

総合人材サービスのパーソルグループの特例子会社として、農業をはじめ、事務作業、パン・クッキー製造、清掃など障がい者の自立および成長を広く支援しています。

取り組みに関するお問い合わせ

パナソニック エクセルアソシエイツ株式会社
TEL:06-6945-6214

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