立教大学とZEN大学、2大学の学生たちが考えた社会課題を解決するビジネスとは!

2大学の学生たちが考えた社会課題を解決するビジネスとは!

パーソルグループは、あらゆる世代に“はたらくWell-being”について考えてもらう機会づくりに取り組んでおり、特に将来世代を重要なステークホルダーと位置づけ、対話を強化する「FR(Future Generations Relations)活動」を推進しています。
その一環として、パーソルホールディングス株式会社は大学と提携し、学生が実社会の視点でビジネスの課題やWell-beingに向き合う取り組みを支援しています。
本記事では、立教大学とZEN大学で行われた実践事例をご紹介します。

立教大学

パーソルホールディングスは、立教大学で行われているグローバル社会で活躍できる人材の養成を目的とした実践型プログラム「BLP(ビジネス・リーダーシップ・プログラム)」の考え方に共感し、経営学部2年生向けの春学期授業である「BL2」との提携を続けてきました。今年も学生たちに課題を出すとともに、7月1日、その企画力をプレゼンテーションして競う本選にて、クライアント賞を選出しました。

実施の目的とミッション

提携した授業「BL2」は、ビジネスの課題解決能力の向上と受講生のリーダーシップ開発が目的です。
この授業に対し、パーソルグループは「若手社員が“ワクワク働ける職場”を描き、それを実現させるためにパーソルグループが提供できる新たなサービスを提案せよ。」という課題を提供しました。

┃本選の様子

本選では、予選を経て上位5チームに選ばれた班によるプレゼンテーションが行われ、そのあと、パーソルが選ぶ「クライアント賞」、学生が選ぶ「学生賞」、教員が選ぶ「松坂賞(※)」が発表されました。今回はなんと、クライアント賞に輝いた、「辻先生クラス3班」が、「学生賞」、「松坂賞」も同時に受賞し、見事三冠を達成!会場は大きな拍手と歓声に包まれました。

<クライアント賞紹介>

辻先生クラス3班の皆さん(前列)と、本プロジェクトの事務局メンバー(後列)
辻先生クラス3班の皆さん(前列)と、本プロジェクトの事務局メンバー(後列)

●受賞クラスと受賞者名:「辻先生クラス3班」(ゆうたろうさん、ゆうきさん、みねさん、ももこさん、あるたさん)
●事業プラン名:「パルジム」
●プラン内容

プラン概要
プラン概要

さまざまな調査から、自己成長をしているという実感を持ちたい若手社員が多いのではないかという点に着目し、「仕事のスキル=筋肉の部位」、「仕事のスキルを磨く=筋トレ」と考え、理想のキャリアボディ(目標)を手に入れていく過程で、“成長実感”を楽しめるような、AIを使ったアバターアプリを提案。費用対効果やアプリ導入企業側のメリットに至るまで、さまざまなことが想定された、実社会でも活かせるようなプランでした。

●受賞者コメント(一部抜粋・編集)
「このたびは三冠を受賞できて、大変うれしく光栄に思います。BL2はチームメンバーもランダムで編成されるため、最初はうまく進められるか不安もありましたが、チームのみんなと協力し合って、三冠を達成でき、本当に良かったです!できたら、この提案を実際にビジネス化できるようになれるとよりうれしいなと思います。」

受賞の様子

ZEN大学

パーソルホールディングスは、ZEN大学の課外活動の一環として、ビジネスを考えるプログラムを大学と連携して行いました。6月からパーソル社員が講師となって4回のトークセッション、①「Well-beingとは?」(パーソル総合研究所 井上 亮太郎)、②「企業における生成AIの活用」(パーソルテンプスタッフ 朝比奈 ゆり子)、③「令和の働き方のトレンド」(パーソルキャリア 桜井 貴史)、④「新規事業創出に必要なこと」(パーソルイノベーション 山口 諒真)を実施するとともに、「ビジネスアイデアコンテスト」の課題を提供し、7月29日にはコンテストを実施して優勝者を決定しました。

実施の目的とミッション

ZEN大学は、2025年4月に開学した、「知能情報社会学部」を大学唯一の学部としたオンライン大学で、激変するAI時代に必要なリテラシーを身につけ、柔軟に対応し、活躍するための人材育成を目的としています。その目的に対し、今回パーソルグループは「『Well-being』『DX』『働き方』」の3つをテーマに挙げ、その掛け合わせなどにとって事業アイデアを作成するというミッションを提供しました。

┃コンテストの様子

コンテストはオンラインで行われ、最終課題提出者(学生)がファシリテーターと審査員(3人)の前でプレゼンテーションを実施。最も優れたプランを提案した学生に最優秀賞が授与されました。

<優勝者紹介>

優勝者名:堀内 駿冶さん

●優勝者名:堀内 駿冶さん
●事業プラン名:「Re-Bloom Platform」
●プラン内容

課題と解決策
Re-Bloom Platform

高齢化が進む社会に着目し、シニアの価値を見いだし、「社会を支える側」として再定義することが必要ではないか、という仮説を立てました。そして、アクティブなシニア層の知恵や経験といった「無形資産」を社会と次世代の「新たな価値」に変える共創プラットフォーム「Re-Bloom Platform」を提案。SNSを基盤に、アクティブシニア層と若年層·企業をつなぎ、そこからリアルイベントへと広げるなどして、シニアの価値が認められ、社会全体が再び活力を取り戻す未来を描いたプランでした。

●受賞者コメント(一部抜粋・編集)
「最優秀賞をいただき、大変光栄に思っております。今回、ほかのお二人のビジネスプランを拝見したり、、フィードバックや講評を受けて、自分にはない視点や、同じような視点でも異なる見方に気付くことができました。また、『こうした言語処理ができるんだ』という気付きもあり、大変勉強になりました。ありがとうございました。」

コンテストの当日に参加した9人。下段がプレゼン発表者で、中央が堀内さん
コンテストの当日に参加した9人。下段がプレゼン発表者で、中央が堀内さん

(※)BLP創業期に貢献した故・松坂先生に敬意を表わした賞

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。

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