若年層の転職に“ピタッと”伴走するサービスが『ピタテン』と名称改め、本格始動!その魅力とは!

パーソルイノベーション株式会社は、2024年12月から実施していたエッセンシャルワーク領域の人材紹介サービスの名称を2025年4月、サービスのブランド強化のため『ピタテン』と定めスタートしました。

サービスの概要
『ピタテン』は、正社員未経験の方や、第二新卒など、若年層に特化した転職支援サービスです。求人は、エッセンシャルワーク領域(介護、物流、製造といった生活に欠かせない仕事)を中心に、販売・サービス職、事務職など、未経験者入社可能な企業に厳選してご紹介。また、内定までの間、キャリアアドバイザー(以下、CA)がマンツーマンでサポートするなど、量よりも質にこだわり、ていねいに支援を行います。人材確保に悩む企業に対しても、パーソルグループが持つノウハウを活かし、入社後の定着を見据えたマッチングなど、最適なソリューションを提供します。

本記事では、『ピタテン』の事業責任者である星野 里季(パーソルイノベーション エージェント事業統括部)に、サービス立ち上げの背景から特徴、展望までを聞きました。

——4月、サービス名称が『ピタテン』と定まり、スタートしました。今のお気持ちを教えてください。

星野:率直に、とてもうれしいです!
このサービスは、2023年の秋から事業検証を行い、2024年12月から『エッセンシャルワーク領域の人材紹介サービス』として事業をスタートしました。私は2024年2月にパーソルイノベーションに入社してこの事業に参画してきたのですが、無事に事業化し、今回さらにサービスのブランド強化に向けて、名称も親しみやすい『ピタテン』と決まり、本当にうれしいです。

——『ピタテン』という名称には、どんな意味があるのですか?

星野:サービスビジョン、「良いキャリアに向けた最初の一歩をピタッと伴走する」を体現したいという想いから『ピタテン』と名付けました。
ロゴでキャラクターがピタッと寄り添っているのも、CAが求職者に寄り添う姿を表しています。

——サービス立ち上げの背景を教えていただけますか?

星野:世の中にはさまざまな転職サービスがあり、パーソルグループ内にも複数存在します。しかし、正社員経験がない方や第二新卒の方の中には、「利用したくても申し込めない」「申し込んでも門戸が開かれない」といったケースがあるのも現実。そうした方々にも転職サービスを提供したい、サービスを通して正社員としてのキャリアを積んでもらいたい。そんな想いからこのサービスは生まれました。
加えて、エッセンシャルワーカー領域の人材不足は深刻です。日本の労働人口が減っていく中で、今後さらに人材支援が求められる──、そんな社会的背景も、このサービスの立ち上げにあります。

——『ピタテン』はどんな方のサービス利用を想定しているのでしょうか?

星野:34歳以下の正社員未経験者や第二新卒の方で、高卒以上の方がご利用いただけます。

——星野さんは事業検証の途中でパーソルイノベーションに入社されたわけですが、このサービスの話をはじめて聞いたとき、どう思われましたか?

星野:実は前職で、若年層×エッセンシャルワーク領域の転職サイトに関する仕事をしていたんです。でもコロナ禍で事業がクローズしてしまって……。若年層のキャリア支援には思い入れがあったし、志半ばだったこともあり、パーソルイノベーションでこの事業をこれから立ち上げていくと聞いたときは「やらねば!」という気持ちに。それでパーソルイノベーションへの転職を決意しました。

目次

「質の良い支援」と「効率」の両立を支えるテクノロジーの力

——『ピタテン』の特徴や魅力を教えてください。

星野:2つあります。1つは、本当に「未経験OKの案件をご紹介」していることです。実際には経験者が優遇されることもあります。でも、私たちは、未経験の方を積極的に受け入れてくれる企業のみを厳選してご紹介しています。
もう1つは、「手厚いサポート」です。登録いただいた求職者の方とは初回面談から入社に至るまで、かなり密にコミュニケーションを取りながら、ていねいにサポートしていきます。

——「手厚いサポート」というのは、具体的にはどのようなことですか?

星野:たとえば、初回面談。一般的には30分から60分程度が多いのですが、私たちは90分ほどかけて求職者の方の強みやアピールポイントをじっくりとヒアリングします。その内容をもとに、履歴書や職歴経歴書を私たちが代行して作成し、企業に推薦・提出。書類選考が通過すると、企業との面接のフェーズに進むわけですが、ここでも60分の面接対策を2回から3回実施しています。

——一人の求職者にそこまで手間と時間をかけて、なぜビジネスとして成り立つのでしょう?

星野:テクノロジーを活用しているところが大きいと思います。

——どのようなところにテクノロジーの活用を?

星野:大きくは3つの場面でテクノロジーを活用しています。

1つは、求職者の方に登録をしていただいたあとの初期対応です。本来ならCAが電話をかけて「面接をしませんか?」という案内を行うのですが、ここをAIで代替。AIが自動で求職者にコールして、CAとの面談日時まで調整してくれる仕組みになっています。

2つ目は、面接対策。これには模擬面接と結果のフィードバックの2つのステップがあるのですが、模擬面接はAIアバターが担当します。そして、その際の録画データや文字起こしなどから、CAが内容を確認し、求職者にフィードバックを行います。「AIと面接の練習?」と思われるかもしれませんが、このAIがとても優秀で、深掘りの質問も的確にしてくれるので、とても質の高い面接の練習になっていると思います。

3つ目は、CAの教育です。求職者の不安や心配をどう払拭し、課題となる部分をどう伝え支えていくかは、このサービスの重要なポイントであり、CAが悩みやすい部分でもあります。面談はCAと求職者が1対1で行うため、どうしてもブラックボックスに。そのためCA教育においてマネジャーは、「どう対応した?」「なんて説明した?」など、ヒアリングをしながら指導する必要がありました。
でも、AIを導入したことで、面談は録画・文字起こしされ、さらには良かった点や改善点まで自動で分析されます。マネジャーは定量・定性の両面から課題を可視化でき、CAにより適切なフィードバックが可能に。教育効率も向上し、CAの早期成長にもつながっていると感じています。

手厚いサポートで低離職率を実現!目指すは日本一のサービス

——これまで支援をされてきた中で、印象に残っているエピソードや求職者からの声はありますか?

星野:内定が出てとても喜んでいた方なのですが、親御さんに強く反対されてしまって……。「どうしたらいいでしょう?」と相談があったんです。そのとき、担当のCAが、親御さんを説得するためのプレゼン資料をつくり、「こう伝えてみてください。きっとご理解いただけると思います」とお渡ししたんです。結果、親御さんも納得してくださり、無事入社され、そのとき求職者の方から、「親を説得するところまで面倒見てくれるとは思いませんでした。本当にありがとうございました」という感謝の言葉をいただいて。私としても本当にうれしかったですね。

ほかにも、「寄り添っていただき、自分では気付けなかった強みに気付けた」「支援のおかげで良い会社に転職できました」など、うれしい声をたくさんいただいています。

——企業側からの反応はいかがですか?

星野:エッセンシャルワーク領域は、どの企業も人材採用に苦労されているのですが、『ピタテン』経由での入社決定者数は着実に増えています。また、入社した方の離職率も低く、企業のご担当者からは、特にそうした点において「助かっている」「ありがたい」といった声をたくさんいただいています。

——離職率が低い理由はなんだと思われますか?

星野:求職者に企業をご紹介する際、しっかりとその企業について説明しているという点はもちろんですが、私たちがとても大切にしていることがあります。
それは、求職者の方の希望を叶えるための最適な道筋を考え、提案することです。希望するキャリアをすぐに実現するのが難しい場合、そこにたどり着くためにはどんなステップが必要か、今の最適解は何かをていねいに説明し、伝えています。将来を見据え、納得した上で入社いただいているので、入社後も前向きにがんばってくれるのではないかと思っています。

——まさに〝求職者の良いキャリアに向けた最初の一歩〟ですね。現在、『ピタテン』は何名のチームで運営されているのでしょうか?

星野:現在は25名の体制です。私がジョインしたときは5名でしたが、一気に拡大しました。こうして十分な体制を整えることができたのは、「雇用の創造」という経営理念を持つパーソルグループであり、その中でも新規事業創出を担うパーソルイノベーションだからこそ。非常に恵まれた環境だと感じています。

——今後の意気込み、展望を教えてください。

星野:若年層向けの転職支援サービス領域で、日本一を本気で目指しています!
現在、集客の多くは他社サービスとの連携によるものですが、今後は若年層が多く利用するSNSを積極活用していく予定です。TikTokの動画はすでに5.5万回(2025年6月23日現在)以上再生されており、手応えを感じています。
困っている休職者は本当にたくさんいる。もっと多くの方に寄り添えるよう支援の幅を広げ、市場を拡大しながら“若年層キャリア支援のリーダー”として走り続けたいと思います。

※TikTokの動画はこちらをご覧ください。
https://www.tiktok.com/@persol_innovation/video/7510217470922231047

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。

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