パーソルグループでは、“はたらくWell-being”について知見を深め、仲間とともに自身のはたらき方を考えるオンラインコミュニティ「はたらくWell-being Lab.」を運営しています。
「はたらくWell-being Lab.」は、情報共有やイベントなどを通して、参加者同士で“はたらくWell-being”に関する知見を深める機会を提供することを目的としたオンラインコミュニティです。
入会申請はこちら→https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/community/
■“はたらくWell-being”とは
はたらくことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感を“はたらくWell-being”と定義しています。
7月8日、「はたらくWell-being Lab.」では、「大企業勉強会」を主宰する大澤 あつみ氏とコラボし、「はたらくWell-being×キャリアクロッシング」と題したワークショップを開催しました。
<プロフィール>
大澤 あつみ氏
2009年早稲田大学卒業後、トヨタ自動車入社。法人営業にて商用車や官公庁向け車両の営業・商品企画を経て、15年より広告宣伝に携わる。コミュニケーション戦略立案、施策展開まで国内の販促企画業務全般に従事。燃料電池自動車「MIRAI」の国内販売戦略立案やオウンドメディアのWEB記事制作・編集を経験。22年より海外ノマドワーカーとしてフルリモートのはたらき方を実現。法人のマーケティング支援やコミュニティ運営に携わる。大企業の人が自分のスキルに自信を持つことを目的に、スキルや経験の棚卸しや言語化をするコミュニティ 「大企業スキル勉強会」主宰。
【受賞・審査員歴】
・ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 審査員(2018〜2021年)
・Adtech tokyo登壇、人気セッションランキング1位(2019年)
・JAA広告論文 銀賞(2016年12月)
ワークショップでは、キャリアやスキルに不安を抱く方々を対象に、自身のスキルや経験を振り返り、可能性に気付いてもらうことで参加者の“はたらくWell-being”を高めることを目的としています。
「Well-being」が社会の新たな価値基準に
経済的価値基準であるGDPは、近代において上昇し続けていますが、生活満足度はほぼ横ばい(※)で、そのギャップは拡大し続けています。そのような中、近年GDPとは別に、社会の新たな価値基準として「Well-being」に注目が集まっています。
(※)「平成20年度国民生活選好度調査結果」
特に「Well-being」の5つ(キャリア・ソーシャル・フィナンシャル・フィジカル・コミュニティ)の要素の中でもキャリアにかかわる“はたらくWell-being”は人生で多くの時間を費やす仕事だけでなく、勉強やリスキリング、友人や家族と過ごす時間、子育てや趣味にも関わってくる概念で、生きることと同義もいえる、重要性の高いテーマと言えます。
本記事では、ワークショップの一部を抜粋してご紹介します。
同じ環境に長くいると、自分の持っている強みに気付かない
「はたらくWell-being×キャリアクロッシング」は、講師を務める大澤 あつみ氏のあいさつでスタート。「はたらくWell-being×キャリアクロッシング」についての説明がされました。
大澤:今日お越しになった方は、自身のキャリアについて考えてみたいという方が多いと思います。今日のワークショップのテーマは「新たな視点で自分のスキルを知る」です。
私は新卒で入った会社に13年勤めたあとに退職し、今はノマドワーカーとしてフルリモートで日本と海外を行き来しながらはたらいています。
私自身、13年勤めた大企業を辞めてフリーランスとしてやっていけるのか、不安がありました。しかし、会社を辞めたからこそ自分では分からなかった自身が持っていたスキルを知り、その活かし方についても学ぶことができました。自分のスキルに気付いて、その活かし方を知れば、仕事にも前向きに取り組めるし、できることも増える。結果として“はたらくWell-being”が達成できると考えています。
自らの経験やスキルを棚卸をし、他者との交流で今まで気付かなかった自身のスキルを知る
ワークショップでは、まずワークシートを用いて、「これまでの経歴」や「持っているスキル」について棚卸を実施しました。
大澤:「キャリアクロッシング」は、普段の生活では出会うことのない人に出会って、自身のスキルや経験について話すことで、新たな気付きを得ることを目的としています。私自身、社外コミュニティや勉強会、セミナーに参加し、社外の人たちとのつながりを持つようになって、視野が飛躍的に広がりました。社外の人と交流することによって自分自身の現在地が分かります。その会社、そのポジションでは当たり前のスキルが、別の環境ではそうではない場合があります。経験やスキルの活かし方について新しい気付きを得たこともたくさんありました。
ディスカッション終了後に、再度自身の強みについて考える
経験やスキルの棚卸が終わったあとは、ほかのメンバーとのディスカッションを開始。3、4人で1チームとなり、1人が自身の経歴やスキルについて説明をしたあと、残りの人の視点で「こういう経験をしているのなら〇〇というスキルがありそう」「話している感じだと、〇〇ということができそう」といったフィードバックを行います。和やかな雰囲気の中、メンバーは積極的に意見交換を実施していました。
ディスカッションが終了したあとは、フィードバックされた内容をもとに、自身のスキルについて再度考え、それを活かすために今日からどうするのか、「行動宣言」をしてワークショップは終了です。
懇親会でも話し足りない!「参加してよかった」満足度88%
ワークショップが終わったあとは、参加したメンバー同士の交流を目的とした懇親会を開催。
懇親会にはワークショップに参加したメンバーの約90%が出席。普段は別の会社に所属しているメンバーがより打ち解けた雰囲気で、自らのキャリアに関する話に華を咲かせていました。
事後に実施したアンケートでは、参加者の約88%が「大変満足だった」と回答しました。
大澤:“はたらくWell-being”を実現するために大切なことは、自分自身について知ることだと思っています。新たな視点で自らのスキルについて知ることももちろん大切ですし、自分の理想的な状態について考えることも必要。それを実現するための努力をすることも大切です。そして何よりも社外に利害関係のない共感できる「仲間」をつくること。一人で行動することも可能ですが、誰かと一緒に行動する方が長続きもするし、落ち込んだ時に励ましてもらえることもあります。キャリアに関する悩みや不安をほかのメンバーとの交流を深めながら、自らについても深掘りしていきましょう。
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を創造します。