学生たちの想像力と可能性を発揮!テクノロジーが、野球の新たな魅力を引き出す。
パーソルホールディングス株式会社とパシフィックリーグマーケティング株式会社は、学生が「テクノロジーで野球を面白くするアプリ」を制作し、そのアイデア・技術力・技術力などを競うコンテスト「パ・リーグ 学生ベースボールアプリ選手権-テクノロジーで野球をもっとおもしろく-」の本選大会を9月28日に実施。全チーム中、唯一中学生として参加した海城中学校3年の勝山 翔紀さんが、みごと優勝を飾りました。
開催の背景
昨今、スポーツ業界におけるデータ活用は進み、選手育成やコンテンツ配信など、さまざまな観点でテクノロジーの活用が浸透しています。その一方で、それらを推進できるエンジニアやデータサイエンティストの数が不足しており、アメリカなどのテクノロジー先進国と比較して、まだまだ活用基盤が整備されていないのが現状です。
そこで、パシフィック・リーグのオフィシャルスポンサーを務めるパーソルホールディングスとパシフィックリーグマーケティングは、これからの日本のテクノロジー発展を担うデジタルネイティブな学生の成長支援を目的として本イベントを開催。8月21日のアイデアブラッシュアップワークショップを経て、9月28日、パーソルイノベーションが運営するイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY(テック プレイ)」にて、本戦大会を実施しました。
本選大会の様子
当日は、個人・チーム混合の9組が、7分間のプレゼンテーションを実施。以下の4つの審査ポイントをもとに審査が行われました。
①アイデアポイント ・コンセプトとターゲットが明確でワクワクするか? ・「野球を面白くする」アイデアが盛り込まれているか? ②実現性ポイント ③技術活用ポイント ④プレゼンテーションポイント |
●「スタメシ」に着目した最年少参加者が優勝!
白熱したプレゼンテーションが続き、野球ファンでいっぱいとなった会場は大盛り上がり。どのチームもレベルが高く、予定の審査時間をオーバーするほど大接戦となりました。
みごと優勝したのは、イベント最年少での参加となった、海城中学校3年生の勝山 翔紀さん。勝山さんは、野球に興味がない人でも、野球や野球観戦に興味を持ってもらうための「スタメシ(球場メシ)」に着目。まずは「スタメシ」に興味を持ってもらうことで、野球に興味のない人が球場で野球観戦するような体験を創り出すアプリを制作しました。
海城中学校で物理部に所属する勝山さんは、その活動の中でプログラミングの授業を受けたことがきっかけで、プログラミングへの興味を持ちました。しかし、このようなアプリコンテストは、今回が初参加。学校の体育祭や、自らが実行委員を務める文化祭なども立て込む中、膨大な店舗のデータ入力をこなし、審査員も唸らせるまでのクオリティに仕上げました。
<勝山さんのコメント>
「こういったプログラムに参加することも、また、人前でプレゼンテーションしたり、パワーポイントを使うのも初めてだったので、とても大変でした。腕試しのつもりで参加したので、優勝という結果にはとてもびっくりしています。自分のアプリをほかの人に評価してもらったり、褒めてもらえてとてもうれしいです。プログラムを通じて、アイデアを考えたり、ほかの人のアイデアを知れたり、とても勉強になりました。」
●プロ野球観をより楽しく!―その他の結果
コンテストでは、準優勝と審査員特別賞も設けられました。優勝したのは、次の2チーム。いずれも、プロ野球観戦をより楽しめるよう、独自の視点で創意工夫が施されたアプリでした。
<準優勝>
プロ野球観戦をもっと楽しむゲームアプリ
開発者:大倉瑠維さん・鈴木 雄太郎さん(筑波大学大学院博士前期課程)
プロ野球観戦を配球や作戦の観点で楽しみたいコアファン向けに、バッターごとの結果などを的中させることで自らのレベルを上げていくゲームアプリを開発。ゲーム内で応援ポイントを貯めていく仕組みも構築し、コアファンだけでなく、「選手が好き」というライトな野球ファンでも観戦を楽しめるゲームを制作しました。大学まで取り組み続けた野球経験と大学で学んだプログラミングを生かしたアプリとなりました。
<審査員特別賞>
野球大好き女子が考案、動画で球種判別アプリ
開発者:奥山 理奈さん(東京大学修士2年)
「野球には興味があっても、球種までは判別できない…」というライトな野球ファン向けに、もっと野球を楽しんでもらうため、動画で球種を判別するアプリを開発。奥山さんは、宮台 康平投手(北海道日本ハム)の同級生。自身の東京大学野球部マネージャー時代に感じた球種が判断できないという悩みをもとに、企画・開発を進めました。
パーソルグループは、2019年度パシフィック・リーグオフィシャルスポンサーに就任し、パ・リーグではたらくすべての人を応援しています。本イベントの開催はもちろん、今後もさまざまな施策を通じて、パ・リーグをはじめとしたスポーツビジネスの発展に寄与してまいります。
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