パーソルホールディングス株式会社では、パーソルグループの全社員を対象に、社員の主体的な変化・成長を後押しするための公募型研修「@(アット)※」を実施しています。@の1プログラムである、NPO団体と協業して社会課題の解決に挑む実践型研修「NPO×ソーシャルイノベーションプログラム」の成果報告会を開催しました。
本プログラムは「プロデューサーコース」「アクションコース」の2つのコースに分かれており、NPO団体とともに社会課題の解決に挑む体験を通して、課題解決力の向上や、多様な考えを持つ仲間との協業を学びます。
(1)プロデューサーコース(6~12月)
・自身が取り組みたい社会課題の設定
・協働するNPO団体の選定、協働の交渉、ミッション・スコープの決定
・上記ミッションを遂行するための仲間集め(アクションコース参加者のスカウトイベント運営)
・リーダーとして、アクションコース参加者とともにミッション遂行
・アクションコース参加者の学びの棚卸し支援
(2)アクションコース(10~12月)
・プロデューサーコース参加者の定めたミッションをチームで遂行
※Adventure training programの「A」「T」と、「ここから変わる」「世の中を『あっ』と言わせる研修をする」の意味を持たせた名称。
NPOプログラムの成果報告会
6名×6チームが、取り組み内容や研修の成果を報告
研修には、プロデューサーコース6名、アクションコース36名の計42名が参加。半年間で取り組んできた内容について、研修参加者同士で共有するために、成果報告会を実施しました。
【発表内容例】
●訪日外国人向け情報発信をメディア・コンテンツ強化で支援
解決したい社会課題:訪日外国人の旅行満足度(6.8%が満足でなかったと回答※)/地方都市の衰退
協業NPO団体:SAMURAI MEETUPS(訪日外国人向けWebメディア運営、イベントプロデュースなどを実施)
研修での取り組み内容:同団体の新事業であるWebメディアのコンテンツ制作フローの設計、各種マニュアル開発/SNS運営におけるコミュニケーション戦略の構築、運用フローの確立支援を実施。
※国土交通省 観光庁「訪日外国人の消費動向 平成28年年次報告書」より
●高校生向け起業体験プログラムの運営スタッフ定着支援に向けた分析・レポート制作
解決したい社会課題:キャリア教育(学生時代のリアルな社会経験の不足)
協業NPO団体:Curiosity(高校生チャリティ起業体験プログラム「まじプロ」の運営などを実施)
研修での取り組み内容:各種プログラムの運営を行うスタッフが定着しないという課題に対し、定着しない原因を定性・定量で調査し、代表にレポーティング。
半年間のプログラムを経て、参加者からは「コミュニケーションをする際に、お互いの期待・希望に関して相違があるとスムーズに進まない。物事の決定プロセスについても相互理解するといいと気づいた。」「お互い正直に話すことで、アウトプットが良くなると実感した。」「自分の志に基づいて行動すると、よりプロジェクトが楽しくなった。」という感想があり、実体験から多くの学びを得た研修となりました。
研修実施の背景
感性を大事にした「自ら気付き・学ぶ」研修を実施
社会環境の変化が非常に激しい昨今、お客さまのニーズや課題も複雑化・高度化し、これまでの常識ややり方だけでは期待に応えられない場面が増えています。そのため、仕事においても誰かに正解を求めたり、前例にとらわれたりすることなく、自ら最適な答えを導き出し、他者と共創しながら行動していく力がより一層求められています。
そこで、「はたらいて、笑おう。」をブランドスローガンに掲げるパーソルグループでは、いわゆる「正解」をインプットするだけではなく、「体験を通じて自ら気付き・学ぶ」をテーマにした研修プログラムを実施しています。普段の業務とは異なる異文化・非日常の中で頭を使って考えるだけでなく、ドキドキ・ワクワクする感性や感覚を大事にしながら「自分とのコミュニケーション(自己理解/リーダーシップ)」「他者とのコミュニケーション(他者理解/多様性受容)」を学ぶ最先端のプログラムを開発し、社員に提供しています。
関連情報
「レゴから深層心理が見える?!『レゴリフレクションゼミ』研修を実施」(2017/12/27)はこちら
「ダンスアーティストによる研修『体奏ゼミ』を実施」(2017/12/20)はこちら
パーソルホールディングス株式会社について
1973年のテンプスタッフ株式会社創業以来、人材派遣、人材紹介、ビジネス プロセス アウトソーシング、再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。