ダンスアーティストによる研修「体奏ゼミ」を実施

パーソルホールディングス株式会社では、パーソルグループの全社員を対象に、社員の主体的な変化・成長を後押しするための公募型研修「@(アット)※」を実施しています。@では「アート・クリエイティブ系ゼミ」と「地域を舞台にした研修」のふたつを用意しており、これまでに総勢600人以上が受講した「アート・クリエイティブ系ゼミ」の新規プログラム「体奏ゼミ」を12月2日に開催しました。
当日はダンスアーティストの新井 英夫氏を講師に迎え、パーソルグループの全7社から15名の社員が参加。「身体感覚からコミュニケーションについて考える」をテーマに、余計な力を抜いて身体をほぐす中で、普段なかなか意識を向けない「身体感覚」から自分自身や他者とのコミュニケーションについて考える機会となりました。
※Adventure training programの「A」「T」と、「ここから変わる」「世の中を『あっ』と言わせる研修をする」の意味を持たせた名称。

目次

研修実施の背景

感性を大事にした「自ら気付き・学ぶ」研修を実施

社会環境の変化が非常に激しい昨今、お客さまのニーズや課題も複雑化・高度化し、これまでの常識ややり方だけでは期待に応えられない場面が増えています。そのため、仕事においても誰かに正解を求めたり、前例にとらわれたりすることなく、自ら最適な答えを導き出し、他者と共創しながら行動していく力がより一層求められています。
そこで、「はたらいて、笑おう。」をブランドスローガンに掲げるパーソルグループでは、いわゆる「正解」をインプットするだけではなく、「体験を通じて自ら気付き・学ぶ」をテーマにした研修プログラムを実施しています。普段の業務とは異なる異文化・非日常の中で頭を使って考えるだけでなく、ドキドキ・ワクワクする感性や感覚を大事にしながら「自分とのコミュニケーション(自己理解/リーダーシップ)」「他者とのコミュニケーション(他者理解/多様性受容)」を学ぶ最先端のプログラムを開発し、社員に提供しています。

体奏ゼミの概要

身体感覚からコミュニケーションについて考える

ストレッチやゲームでの動きを通じて、自分自身や他者とのコミュニケーションについて考えました。
(1)寝ニョロワーク・腕ニョロワーク:2人1組になり、寝転がった相手の腕や足をゆするワーク
ゆする側は、連続してゆすったり、感覚を空けてゆすったりしながら、相手の動きを観察します。ゆすられている方も、力を入れたり、力を抜いたりして、どのように力が身体に伝わるかを感じます。
このワークを通して、情報量を増やしすぎるよりも、相手が刺激を受け取る時間や余裕をつくることで相手に伝わりやすくなるということや、伝えようとしている相手が固いと伝わらないというコミュニケーションの特性を体感しました。

(2)粘土ワーク:研修の振り返りとして、直感的に粘土で造形をつくるワーク
研修の内容を思い返しながら、参加者一人ひとりが「何をつくるか」を考えずに粘土で造形をつくります。完成したものに自分で作品名をつけた後、他者の作品を観察し、他者の作品にも作品名をつけます。
相互に作品名をつけ終わったら、解説タイムとして、作者が自分の作品について「なぜそのような形にしたのか」「どんなことを考えながら作品をつくったのか」を解説します。解説を受け、講師の新井 英夫氏が、他者のつけた作品名も踏まえて、作者の学びや気付きを棚卸ししました。
このワークから、頭だけで考えたり手だけでつくるわけではなく、頭と身体を行ったり来たりしながら自己理解を深めることで、より深い発見につながることを体感しました。さらに、自分だけでなく他者の意見をもらうことで、より深い自己理解や新たな解釈を得られるという気付きがありました。

参加者からは「物体としての人の見方や、人との対応方法に気付きが得られた研修でした。」「物心ついてから頭で考えることばかりで体は緊張しっぱなしです。この研修はそんな日常をほぐし、そしてより楽しく生きるにはどうしていくかというヒントをもたらしてくれたと思います。」といった感想があり、非常に盛り上がった研修となりました。


パーソルホールディングス株式会社について

1973年のテンプスタッフ株式会社創業以来、人材派遣、人材紹介、ビジネス プロセス アウトソーシング、再就職支援など総合人材サービスを展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。

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